オペやカルテ、レントゲンといえば、医療用語。これらは、ドイツ語が元になってできた言葉です。医療現場では、外国語の単語スペルを略した日本独自の医療用語が使われています。その一つに「アッペ」がありますが、よく耳にするある病名を指す言葉です。この医療用語の意味を知っていますか。
「アッペ」は男女差がなく幅広い年代で発症する
「アッペ」とは、虫垂炎を指し、一般的に“盲腸”と呼ばれている病気です。虫垂炎は、英語でAppendicitis(アペンダサイティス)といいますが、これを略した言葉です。
虫垂炎は、日本人の15人に1人の割合で発症すると言われています。主に10代~20代がかかる疾患ですが、高齢で発症することもあります。
虫垂炎を引き起こす原因は、いまだにはっきりと解っていません。また、症状は吐き気や微熱から始まり、溝落ちの痛み、右下腹部痛などへ移っていくとされていますが、実際には典型的な症状のパターンはないため、診断が難しい病気です。
急性虫垂炎の入院費は高額療養費制度が適用
急性虫垂炎で手術をした場合、一般的には入院期間は開腹手術では7~10日程度、腹腔鏡手術では5日程度です。仮に、開腹手術を受け7日間入院をした場合、健康保険(3割負担)が適用されれば、15万円程度とされていますが、入院費やベッド費などは、病院によって異なるのでこの限りではありません。
なお、高額療養費制度を利用すれば、一般的な負担額は8万円程度になります。高額療養費制度とは、1日から月末までに支払った医療費が自己負担限度額を超えて高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が、払い戻される制度です。自己負担限度額は、個人の年齢と所得状況等で設定されているので、確認が必要です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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