一人暮らしの女性なら誰もが心配の「防犯対策」は、セキュリティの高いマンションに住むなどお金がかかるイメージがあるだろうが、お金をかけなくてもできること、すべきことがある。
助成金でカギ交換や防犯カメラを設置
防犯でまずやりたいのが、カギを増やしたり替えたり、防犯カメラをつけたりといった具合に、家の設備を充実させることだが、実はこれらは助成金を受けられることがある。
自治体が防犯対策の助成金制度を持っている場合があり、指定の販売店で買ったり業者に設置を頼んだりすると、費用の一部を補助してくれる。
たとえば東京都中央区(住まいの防犯対策助成)では居住者に対して、5000円以上かかった経費について、2分の1が助成される。限度は1万円で、一住宅につき1回限り。
対象は、防犯性の高いカギ・補助錠の取り付け・交換や、防犯フィルムの取り付け、防犯ガラスへの交換、センサー付ライト・センサー付アラームの取付けや交換などだ。
まずは住んでいる自治体にこういう制度がないか確かめよう。
はからずも女性の一人暮らしであることを伝えていませんか?
カメラなどの設備を整えたら安心というわけではなく、暮らし方への工夫こそが大事だ。
たとえばベランダに女性のものと分かる洋服や下着を干したり、カーテンやインテリアなど外から見える部分で、女性の一人暮らしであることを伝えてしまったりしたら、空き巣や変質者に狙われるかもしれない。
またポストや表札にフルネームを記載するのも、危険なのでやめたほうがいい。
このように、カーテンやベランダを工夫して、「女性の一人暮らし」であることを分かりづらくしても、まだまだ安心はできない。
たとえば郵便受けをいっぱいにしたままだと、空き巣に狙われやすくなる。トイレや浴室の窓の外にモノを置いていると、足場にして侵入される恐れがある。
10月は空き巣が多発する時期!
実は10月は空き巣が最もと多い月という。
警察庁の統計で、ついで多いのが5月とのことなので、行楽シーズンで外出が増えるからかもしれない。ただこれはコロナ禍前のデータのため、外出がしづらくなった今の状況は異なるかもしれないが、空き巣犯や変質者は、住んでいる人の行動・暮らしをよくみて犯行に及んでいるのは間違いないだろう。
防犯面を重視する人は、オートロックつき、二階以上、カメラ・玄関モニター付きのマンションを選ぶだろうが、そうした物件は賃料も高いし、「設備が充実しているから自分は大丈夫」と思いがち。
そもそも防犯性を高めるには設備も重要だが、どう使うか、どう暮らすかが大事だ。空き巣が増える時期を前に、防犯についても見直してはいかがだろうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・老後破産するアブナイお金の使い方
・初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
・10月から年金が減る?振り込み額が少なくなる2つのパターン
・積立NISAを始めるタイミングは2022年がベスト?(外部)
・金運アップにつながる朝の習慣4選