東急ハンズが「ハンズ」に!ミクシィも10月に変更、企業が商号を変える理由

2022/09/28 07:00

東急ハンズが10月から称号を「ハンズ」に変えることが明らかになった。ホームセンター・カインズの子会社になったためで、新たな屋号やロゴは今後決めるという。実は10月はハンズに限らず、社名を変更するところが少なくない。2022年を振り返っても、意外なあの企業も社名を変更している。 ミクシィも変更!多いのは「ホールディングス

東急ハンズが10月から称号を「ハンズ」に変えることが明らかになった。ホームセンター・カインズの子会社になったためで、新たな屋号やロゴは今後決めるという。実は10月はハンズに限らず、社名を変更するところが少なくない。2022年を振り返っても、意外なあの企業も社名を変更している。

ミクシィも変更!多いのは「ホールディングス」を入れる変更

2022年に入り、9月までに社名を変更した企業、10月から12月までに変更を予定している上場企業は、証券会社などのサイトを調べただけでも60社を超えている。

2022年10月に商号を変更する企業は十数社あり、1日付けでミクシィ <2121> がMIXI、セイコーホールディングス <8050> がセイコーグループ、タカラレーベン <8897> がMIRARTHホールディングス、タナベ経営 <9644> がタナベコンサルティンググループとなる。

10月2日以降では、フィールズ <2767> が円谷フィールズホールディングス、ラオックス <8202> がラオックスホールディングスになる。いずれも3日付けの予定だ。13日にはツインバード工業 <6897> がツインバードとなる。

10月の社名変更で多いのが、社名に「ホールディングス」を入れて持ち株会社であることをはっきりさせるものだ。フィールズ、ラオックス以外でも、菊水電子工業 <6912> は菊水ホールディングス、電響社 <8144> はデンキョーグループホールディングスに。丸和運輸機関 <9090> はAZ-COM丸和ホールディングス、国際紙パルプ商事 <9274> はKPPグループホールディングスとなる。

2022年、10月以外の商号変更のケースは?

10月以降についても、12月に日本水産 <1332> がニッスイに、アイケイ <2722> がIKホールディングスへの変更を予定している。

1月から9月までを振り返ると、1月にはオープンハウス <3288> がオープンハウスグループに、澤田ホールディングス <8699> がHSホールディングスに。日本商業開発 < 3252> が地主になっている。

4月は年度が変わることもあってか多く1社が変更。宇部興産 <4208> がUBEに、大日本住友製薬 <4506> が住友ファーマに、パナソニック <6752> がパナソニックホールディングスに、三城ホールディングス <7455> がパリミキホールディングスに、日本ユニシス <8056>  BIPROGYになっている。

そのあとも、岡藤日産証券ホールディングス <8705> が日産証券グループに、コナミホールディングス <9766> がコナミグループに。アートスパークホールディングス <3663> がセルシス、GMOインターネット <9449> がGMOインターネットグループに変更している。

なぜ社名を変えるのか?よくある理由

社名(商号)を変更する理由はいくつかあるが、一つは持ち株会社化や親会社の交代など体制の変更を表すものだ。ホールディングス、グループと付けたり、親会社の社名の一部を入れたりするような変更を指す。

東急ハンズの場合は、ベイシアグループのカインズが3月31日付けで東急不動産ホールディングスから全株式を取得しているため。グループではなくなったので、名前から「東急」がなくなるわけだ。

このほか商号変更の理由としてあるのは、商品名やサービス名などが有名になったために社名をあわせるというものだ。

また、企業が成長して新たな経営方針やビジョンができた時など、新たに生まれ変わったことを示す変更もある。海外をマーケットに入れるにあたって、国際化、グローバル化を意識した変更もあるようだ。

文/編集・dメニューマネー編集部

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