家計管理

業務スーパーはなぜ安い?格安で買える4つの理由

2022/10/05 07:00

業務スーパーでは大容量の食品を安く買えるが、あまりの安さに少し疑ってしまう人もいるかもしれない。なぜ格安で買えるのだろうか。その理由を調べてみた。 理由1 オリジナル商品は開発から販売まですべて自社で行なっている 業務スーパーでは340点にも及ぶオリジナル商品を販売しているが、生産から販売まですべて一貫して自社で行うこ

業務スーパーでは大容量の食品を安く買えるが、あまりの安さに少し疑ってしまう人もいるかもしれない。なぜ格安で買えるのだろうか。その理由を調べてみた。

理由1 オリジナル商品は開発から販売まですべて自社で行なっている

業務スーパーでは340点にも及ぶオリジナル商品を販売しているが、生産から販売まですべて一貫して自社で行うことで、コスト削減をしている。

たとえば、農場や養鶏場を持ち野菜や卵を育てたり、自社工場で製造したりと、商品を届けるための全工程を自社で担い、その過程でコストを抑えているという。

理由2 海外製商品は大きなコンテナでまとめて輸入する

海外製商品も世界45ヵ国から1500アイテムを輸入しているが、まとめ買いすることでコストを抑えている。

業務スーパーは全国に982店舗あり(2022年8月現在)、まとめ買いしても全国の店舗に商品をさばけるのだ。海外から入ってくるコンテナの量は、年間で富士山約7個分だという。

本場から輸入している商品も多く、たとえばパスタソースはイタリアから、チヂミ粉は韓国から、フライドポテトはベルギーから輸入している。

理由3 メーカーや工場と直接取引する

商品は、問屋を通さずメーカーから直接仕入れ、海外に約350ある協力工場とも直接取引して仕入れコストを削減している。

商品を仕入れた後は、全国の店舗に効率的に商品を届け、流通コストも削減しているため、安い価格が実現できる。

理由4 生鮮食品をなるべく扱わないことでロスを減らす

業務スーパーに置かれている商品は、主に常温・冷凍食品など賞味期限の長いもので、生鮮食品の取扱量を抑えることで、ロスを出さないようにしている。

賞味期限が短い生鮮食品を置かないことで、商品の入れ替え作業もあまりしなくてよく、人件費を抑えられるというメリットもある。

「商品は段ボールのまま陳列」「ウェブチラシをメインに」などの工夫も

その他にも、「商品を段ボールのまま陳列し、棚の購入コストや人件費を抑える」「ウェブチラシをメインにして広告費をかけない」といった工夫により安い価格を実現している。

あらゆる商品が値上げされる中、家計への負担を少しでも減らしたい人は、近くの業務スーパーを探してみてはいかがだろうか。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
老後破産するアブナイお金の使い方
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部)
10月から年金が減る?振り込み額が少なくなる2つのパターン
積立NISAを始めるタイミングは2022年がベスト?(外部)
金運アップにつながる朝の習慣4選

記事制作者