老後の働き方には、会社員やパート・アルバイトだけでなく、フリーランスという選択肢もあります。
現役時代に会社員をしていた場合は、定年後にフリーランスとして働くことに難しさを感じてしまうかもしれませんが、フリーランスとして働くメリットには次の3つがあります。
メリット1 どれだけ稼いでも厚生年金が減額されない
フリーランスなら、どれだけ稼いでも厚生年金は減額されません。
パート・アルバイトで、働きながら年金を繰り上げて受給する場合、給与と厚生年金の受給額が一定以上になると厚生年金が減ってしまいます。
その点フリーランスは、厚生年金が減額されないので安定した収入が得られます。
メリット2 仕事に関する支出なら経費計上できる
フリーランスは、仕事に関する支出は経費として計上できます。
ブロガーならパソコン購入費用やブログの管理費用、ハンドメードなら材料の仕入れにかかった費用などが経費にあたります。
会社員は会社に対して経費を申請できますが、スーツの購入費用や個人的に使用するボールペンなどは経費として認められません。
フリーランスとして働く場合は、確定申告をする時に経費を申告して収入から控除できます。会社員と比べて手間はかかりますが、経費を計上することで節税できます。
メリット3 自分のペースで働ける
フリーランスは働く時間を自由に決められるので、自分のペースで働けます。
墓参り代行などの代行業は拘束時間が発生しますが、事前に休む日を決めておけば、旅行や家族との予定を優先できます。
フリーランスとして働く場合の注意点
老後にフリーランスとして働く人は、年間20万円を超えた所得があると確定申告が必要になります。
また、年間20万円以下の所得でも、住所のある自治体へ住民税の申告が必要です。
会社員の場合は、原則として年末調整されるため確定申告をする必要はありません。フリーランスとして働く場合、自分で収支を管理する手間が発生する点に注意しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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