年収1000万円を超える職業といえば医師や弁護士が思い浮かぶと思いますが、これらの仕事に就くのは難しいといえます。年収1000万円超えの職業の中には漁師などの意外な職業があり、誰でも目指せる職業も少なくありません。どんな意外な職業が年収1000万円を超えるのでしょうか?
漁法によって年収に大きな幅がある「漁師」
近場で魚を捕る沿岸漁業を行う人の平均年収は200~300万円、少し離れた海域で行う沖合漁業なら500万円ほど。一方、マグロやカツオ、カニやイカなどを捕る遠洋漁業をしている人の年収は、800~2000万円ほどにもなるそうです。
なお、遠洋漁業は夢のある仕事ですが、1年の半分以上は船の上で過ごすライフスタイルになります。このあたりも考慮したいところです。
漁師になるには資格は必要なく、むしろ求められるのはやる気です。ただし、小型船舶免許などを持っていると、船を運転することができるので仕事に幅が生まれます。
漁師に弟子入りしたり、後継者を探している経験者を探したりするところから始めるといいかもしれません。
平均年収高めの「エンジニア」
エンジニア全体の平均年収は438万円という調査があります。全職種合計の平均年収が403万円ですから、もとより平均より35万円も高い職業ということになります。
エンジニアにはたくさんの職種があるため、年収も350~1500万円と大きく幅があるのも特徴です。年収1000万円を目指すポイントとしては、AIなどニーズのある先端スキルを身に着けること、上流工程に携わること、優良企業に入ることなどが上げられます。
近年では、社会人向けのプログラミングスクールが増えており、他業種からエンジニアに転職する人も少なくありません。
税金から給与が支払われる「議員」
一般の国会議員の月収となる「歳費月額」は129万4,000円と定められています。それに加え、ボーナスにあたる年2回の「期末手当」を含めると、年収は2,000万円を超えます。
一方、地方議会議員の年収は約800万~1500万円近くと幅があり、地方自治体の規模によっても大きく異なります。都道府県知事の年収は1,000万~2,000万円以上になるところもあります。
議員になるには特別な資格は要りません。ただし、選挙に勝たなければ議員にはなれません。資金は多いほうがいいですが、少なくてもなれます。ただしその場合には、地域の住民との関係を深めるなどの地道な努力が必要といえます。
ますます人気の「動画クリエーター」
動画クリエーターの職種は多岐にわたりますが、特に注目されているのは配信者です。トップは年収62億円にもなるYouTuberですが、プラットフォームはYouTubeだけではありません。
人気のゲーム配信だけでも、TwitchやMirrativ、ツイキャスなど、さまざまなプラットフォームを選べます。
主となる広告収入だけでなく、ファンがつけば投げ銭などで収入を得ることもできる動画クリエーター。コロナ禍で兼業配信者も増えており、YouTuberの月収で最も多いのが1~5万円という調査結果もあります。
ファンやフォロワーの数が多くなくても、一定数いれば収入は確保できるでしょう。
できることから始めて、国内の有名YouTuberの年収1000~1億円を目指してみるのも良いかもしれません。
文/編集・dメニューマネー編集部
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