ユニクロを圧倒!Z世代なら誰もが知るファッション通販サイト「SHEIN」は何が違うのか

2022/10/16 08:00

中国発のファッション通販サイト、SHEIN(シーイン)は、Z世代では知らない人がいないといわれ、昨年の「JC・JK流行語大賞2021」ではアプリ部門の3位にランクインしています。10月22日には、大阪・心斎橋のユニクロ跡地(昨年閉店)にポップアップストアを出店するそうです。 そのユニクロを既に圧倒したとまでいわれるSH

中国発のファッション通販サイト、SHEIN(シーイン)は、Z世代では知らない人がいないといわれ、昨年の「JC・JK流行語大賞2021」ではアプリ部門の3位にランクインしています。10月22日には、大阪・心斎橋のユニクロ跡地(昨年閉店)にポップアップストアを出店するそうです。

そのユニクロを既に圧倒したとまでいわれるSHEINの魅力とは、一体何なのでしょうか。

ユニクロを圧倒、SHEINとはどんなサービス?

SHEINは2008年に中国で前身となる会社が設立された、店舗をもたずにサイトやアプリだけでファッションアイテムを販売するサービスです。

女性向けアパレル製品を中心に、アクセサリーや靴、美容グッズ、生活雑貨類など日々6000点もの新商品が投入されているとされ、全体で60万点以上もの商品を扱っているそうです。

日本語版のサイト・アプリは2020年12月にリリースされており、その激安ぶりで若者から熱狂的な支持を受けています。

Z世代に受けているワケ

Z世代に受けていることからも分かるように、SNS戦略はたくみです。インフルエンサーや有名人とのタイアップにも積極的で、2022年の4月にはハローキティとのコラボコレクションを展開しています。

またTwitterやInstagramなどのSNSを、国ごとに独立したアカウントで運営しているのも特徴です。競合のファッションブランドは、全世界共通のアカウントを運営していることが多いのですが、SHEINは地域ごとに異なる好みや流行に合わせたSNS運用を行っているのです。

ユニクロ、ZARA、H&Mの時価総額を足してもシーインのほうが評価額が大きい!

アパレル業界の勢力図をかえるほどといわれており、今や評価額は1000億ドル(報道時点の時価で約12兆円)を超えたとされます。これはユニクロ(ファーストリテイリング <9983> )や、ZARAとH&Mを合わせた時価総額を超える金額と聞けば、そのすごさのほどが分かります。評価額が1000億ドルを超える未上場企業は、世界でもTikTokを運営するバイトダンスなど数社しかありません。

売上高は2兆円に達したとも報道されています。事実ならユニクロの1兆7727億円(2021年8月期)を既に超えているわけです。

クレジットカードを持てない若者も使えるコンビニ払いに対応

日本の若者に支持されている理由は、SNS戦略が巧みだという点だけではありません。

そもそも越境ECのため商品が届くまでに10日前後かかるなどのマイナス要因もありますが、それでもウケている理由の一つは、支払方法にコンビニ払いが選べることでしょう。

未成年などクレジットカードを持てない若者でも買い物できるからです。

勢いのある一方でよくない噂も? 使うときの注意点は

一方で厳しい声もあります。デザインの盗用、素材や縫製などの質が良いとはいえない、サイズにもブランドでバラつきがあり、選ぶのが難しい……。

サイズ表記や商品画像が充実していて、実物を見なくても買い物しやすいよう工夫された日本の通販サイトになれていると、同じ感覚で使うのは難しそうです。実際に使ってみるなら、各商品のレビューを熟読して、慎重に検討したほうがよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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