SDGsへの意識が高まる中、食品ロスを防ぐ取り組みとして「フードリカバリー」や「フードロス削減」の小売サービスが増えています。スーパーの半額以下で買える商品もあるため、節約効果が期待できます。どのようなサービスなのでしょうか?
店舗型サービスに加えてアプリも登場
フードリカバリーとは、見た目の悪い規格外品や賞味期限の近い商品など、他の店では廃棄処分になる品を安く売るサービスのことです。
値段が安いだけでなく、本来は廃棄される品を再流通させることでゴミの削減や食品ロス防止につながるなど、SDGsに貢献できる取り組みとして注目を浴びています。
店舗型のサービスは以前からありましたが、最近ではアプリやWeb上で購入できるEC形式のサービスも登場しており、利用者が増えています。
バナナが1房50円台で買える
SDGsに貢献できるといっても、気になるのはやはり値段です。どのくらい安いのでしょうか。
いくつかのフードリカバリーショップやアプリを確認したところ、以下のような格安商品が見つかりました。
商品 | フードリカバリーの価格 | 一般的なスーパーの価格 |
---|---|---|
パスタ(100gあたり) | 36円 | 約60円 |
さつまいも(1kgあたり) | 365円 | 約700円 |
バナナ(1房) | 55円 | 約170円 |
日によって商品のラインアップや価格は変動するものの、安いものであればスーパーの半額以下で購入できるものもあることがわかります。
品質も問題なし!物価上昇対策の味方に
価格が安いと品質が心配になりますが、多くのサービスでは規格外品や賞味期限間近だからこそ厳しい品質管理を行っているため、あまり心配する必要はないでしょう。
気になる人は、生鮮品や賞味期限間近のものを避けて加工品を中心に選べば、安心して買い物ができます。
物価が急速に上昇する中、毎日の食費はなるべく安く済ませたいもの。一度利用してみてはいかがでしょうか。
「フードリカバリー」「フードロス削減」といったキーワードで検索すれば、身近に店舗があるかどうか、どのようなアプリがあるのかを調べられます。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・Sundry Photography / stock.adobe.com(画像はイメージです)
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