“団塊”、“ゆとり”、“Z”など、時代を象徴する呼び名はさまざまです。特にZ世代は、“デジタルネイティブ”と呼ばれ、これからの経済を支える消費のメイン層として注目されています。一方で、早くも次の「α世代(アルファ世代)」にスポットライトが当たりつつあります。ベビーブーマー以上の経済効果が期待できるといわれていますが、どんな世代か知っていますか。
「アルファ世代」の全員が21世紀生まれの子どもたち
「アルファ世代」とは、定義は曖昧ですが、概ね2010年から2024年頃にかけて生まれた子どもたちで、2022年現在で12歳(小学6年生)以下の年齢層を指します。オーストラリアの世代研究者マーク・マクリンドル氏が考案した呼称です。
Z世代(現在10代前半~20代半ば)に続く世代で、ミレニアム世代(現在25歳~40歳くらい)を親に持ち、2025年頃には世界で約20億人に達し、ベビーブーマーを抑え、歴史上最大の消費力を持つといわれています。
「アルファ世代」の活躍は未知数
「アルファ世代」は、“高度なデジタルネイティブ”とも呼ばれ、生まれたときには、InstagramやiPadが存在し、今後もデジタル技術が進化していくなかで育っていきます。
デジタル環境は、家庭だけでなく小学校でも整備され、2020年度からプログラミング教育の必修化が始まっています。学習用のタブレット端末を使い、教科ごとプログラミングを交えた授業がスタートしました。
さらに、この世代はコロナの影響でステイホームを強いられていたため、学びだけでなく、遊びやコミュニケーション、さまざまな体験をオンライン上で行うことに抵抗がありません。そのため、将来社会人になる頃には、デジタル空間で行われる活動や購買動向が社会に一定の影響を与えるものと考えられています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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