毎日どこかで起きている事件。2021年3月発表の法務省犯罪白書によると、犯罪発生件数は2002年に285万4,061件と最高を更新したのち減少に転じ、2020年に61万4,231件と戦後最少を記録していますが、まだまだ「うかんむり」や「ごんべん」、「さんずい」はあとを絶ちません。これらは、ある犯罪を表す警察官の隠語ですが、詳しい意味を知っていますか。
警察官の隠語は部首が由来しているものが多い
「ごんべん」は詐欺事件、「さんずい」は汚職事件を指し、それぞれの漢字の部首が由来しています。「うかんむり」は窃盗や空き巣事件で、おなじく窃の部首がもとになっているようですが、正しい部首は「うかんむり」ではなく、「あなかんむり」ですので、間違ったまま定着してしまった可能性もあります。
さらに「にんべん」は、偽造事件となり、パスポートや運転免許証などの偽造を仕事としている人を「にんべん師」と呼ぶこともあります。
犯罪者も高齢化が進んでいる
2021年の犯罪白書によると、1991年に検挙された高齢者(65歳以上)の比率は、全体の2.4%で7,128人でしたが、2020年には、22.8%を占め4万1,696人と増加傾向にあります。一方で、20歳未満者の構成比は,1991年には50.8%の15万348人と半数を占めていましたが、2020年には9.8%の1万7,904人まで減り、1973年以来初めて10%を下回っています。
なお、犯罪別構成比では窃盗が67.9%、ついで器物破損が10.4%、詐欺が5.0%と続きます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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