親なら子どもが大人になったとき、お金に困らないように教育したいものだ。そこで知っておきたいのが、富裕層のお金の教育方法だ。お金持ちたちは、どんな教育を子どもにしているのだろうか?富裕層の教育方法を見てみよう。
富裕層に学ぶ「稼げる子ども」にするためのポイント
「裕福な家庭の子どもは、将来お金持ちになる確率が高い」のは、親の資産を受け継いだり、親が教育や習い事にお金をかけたりしているからだけではない。富裕層にとって子育ては後継者育成の一環でもあるため、「自分の力で稼げる子ども」に育てることは非常に重要といえる。富裕層がしつけで重視するポイントは、年齢を問わず、社会で成功する上で重要なものばかりだ。
創造性や意思決定力を養う
富裕層が自分の子どもにアートや音楽と親しむ機会を与えるのは、創造力を刺激し、子どもの可能性を伸ばすためだ。
創造性が豊かになることで、常識にとらわれない自由な発想が生まれ、そこから価値のあるものを創りだすことができる。
また、感性や直感の発達にも役立つとされていることから、価値のあるものを見極め、自分の意思で決断できる能力が磨かれる。
アートや音楽が絶対に必要かというと、お金をかけなくても創造性や感性、直感を養えるアクティビティはたくさんある。
工作やダンス、絵画、作文、ブロック遊び、砂遊びなど、子どもの五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激し、脳を活性化させることを意識したい。
ポジティブな影響を与えてくれる友人を選ぶ
「子どもの関係に親が口出しするのは過干渉だ」と思ってないだろうか。
「〇〇とは付き合うな」「△△と仲良くしろ」などと、親の視点から判断して命令するのはNGだが、自分の人生にポジティブな影響をもたらしてくれる交流関係の大切さについて、さりげなく教えることは大切だ。
たとえば、富裕層が子どもを一流の私立学校に通わせるのは、教育レベルの高さやカリキュラムの充実度が子どもの将来にプラスになるという理由だけではない。
そこで培われる人脈のネットワークが、子どもにとっても親にとっても有益な効果をもたらすためだ。
とはいうものの、私立学校や富裕層との交流でしか、有益な人脈を築けないというわけではない。
通っている学校や世帯所得に関わらず、自分の意識レベルを向上させてくれる友人、視野を広げてくれる友人などの恩恵を教えることで、子ども自身もそれを意識したネットワークを築くようになるだろう。
富裕層が子供に教えているお金のこと
お金持ちが子供にしているお金の教育や、その考え方には共通点や特徴がある。お金持ちの金銭教育から学べるポイントにはどんなものがあるのだろうか?
必要なお金は惜しまないが、お小遣いは制限する
富裕層は子供にとって必要な物や習い事にはお金を惜しまないが、ゲームや遊びなど子供が自由に使えるお金は制限してやりくりさせることで、金銭感覚をつけさせている。
富裕層の家に行くと、子供のために買ったピアノなどを置いている家も多いという。子供のためになるものにはお金を惜しまない反面、子供に渡して自由に使わせるお小遣いの額は決して多くないようだ。
子供に「我が家はお金持ちである」と感じさせない
富裕層は必要なものにしかお金を使わず、子供に自分の家がお金持ちだと感じさせない。
実際、ある資産家の小学生の子供は「うちはお金持ちじゃないよ」や「お母さんはケチだよ」と言っていたそうだ。
子供は親の行動を見て育つ。お金持ちだから何でも買うのではなく、普段の生活で子供に無駄遣いをしないところを見せることで、子供にとってはそれが普通になり、将来的に無駄遣いをしなくなるのだ。
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銀行員は見た!富裕層が子供に教えているお金のこと
文/編集・dメニューマネー編集部
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