【経済クイズ】日本に保険制度を紹介したのはだれ?
多くの人が何らかの「保険」に加入しているのではないでしょうか。生命保険、自動車保険、学資保険……その形態はさまざまです。その「保険」ですが、海外から日本に持ち込んで紹介した人物は、次の誰でしょうか?
① 福沢諭吉
② 坂本龍馬
③ 渋沢栄一
保険は「請合」という名前で日本に持ち込まれた
保険制度は明治時代に日本に持ち込まれました。当時はまだ保険という言葉はなく、「請合」(うけあい)と呼ばれていました。これは保険を意味するオランダ語の和訳です。
それが初めて紹介されたのは、① 福沢諭吉の著書『西洋旅案内』(1867年=慶応3年)です。同書には「災難請合」という名前で紹介されています。その後、中国の古典語を使って「保険」と表記されるようになりましたが、読みは「うけあい」のままだったそうです。今のように「ほけん」と呼ばれるようになったのは1887(明治20)年頃からとされています。
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「社会」「自由」も福沢諭吉が翻訳したものにはこんなものもある
幕末以降、外国の物や概念が日本にやってきましたが、保険のようにそれらを表す日本語がないことも多く、さまざまな言葉が生みだされました。なかでも福沢諭吉が翻訳した言葉には、「社会」(society)、「自由」(Liberty。Freedomという説も)など、現代社会に定着しているものが数多くあります。
ちなみに坂本龍馬(1836-1867)と渋沢栄一(1840-1931)も福沢諭吉(1835-1901)とほぼ同じ時代に生き、それぞれが日本の変革・発展に大きく関わりました。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・emma / PIXTA
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