「青森県」合併予定の青森・みちのく両銀行、鉱石加工の大平洋金属も【ご当地・東証1部企業】

2021/09/19 17:10

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/oR98D0b_SHCNG1nKVXkUoQ.jpg
りんご、にんにく、ごぼうなど農産物の収穫量に加え、わかさぎや白魚など水産物の漁獲量でも全国1位の青森県。農業の産出額は全国7位、漁業の生産量は全国5位と高い水準だ。 ここに本社を置く企業のうち、東証1部上場企業は次の3社のみだ。 証券コード 企業名 設立年月日

りんご、にんにく、ごぼうなど農産物の収穫量に加え、わかさぎや白魚など水産物の漁獲量でも全国1位の青森県。農業の産出額は全国7位、漁業の生産量は全国5位と高い水準だ。

ここに本社を置く企業のうち、東証1部上場企業は次の3社のみだ。

証券コード 企業名 設立年月日 住所
5541 大平洋金属 1949年12月1日 八戸市大字河原木字遠山新田5-2
8342 青森銀行 1943年10月1日 青森市橋本1-9-30
8350 みちのく銀行 1921年10月27日 青森市勝田1-3-1

(表=日経の情報から編集部作成)

鉱石加工で発生するスラグ、全量を再資源化する大平洋金属

銀行を除けば唯一の東証1部上場企業である大平洋金属 <5541> はフェロニッケルの専業メーカー(本店が東京のため、東証には東京での登録となっているが、八戸に本社があるため日経では青森県での登録)。

フェロニッケルとは鉄とニッケルの合金で、フォークやナイフ、ボルトなどステンレス製品の主原料として使われる。同社はフェロニッケル製錬の過程で発生した鉱石・スラグを加工し、人工石として再資源化、環境保全にも役立てているという。

【あわせて読みたい】
「スカイラインGT-R」が高騰し続ける4つの理由
BTSの所属事務所である韓国の上場企業はどこ?
「ビットコイン」個人投資家はいくら買ってる?

ライバル同士の地銀が再編をかけパートナーに

ほかの東証1部企業は、青森銀行 <8342> と、みちのく銀行 <8350> だ。両行は2022(令和4)年4月に経営統合し、持ち株会社を設立、さらに2024(令和6)年の合併を目指す。

県内の貸出金シェアは両行合計で7割と高くなるが、同一地域での再編を認める独禁法特例法の初適用になる見通しだ。

今後、店舗の統廃合やシステムの集約化を進めるとともに、みちのく銀行が抱える200億円の公的資金を両行で返済するという。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・and4me / stock.adobe.com

【関連記事】
なぜ富裕層はフェラーリなどの「超高級車」を所有するのか
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)