夏のボーナスシーズンが近づいてきたが、お金持ちはボーナスをもらってもすぐに使ったりせず貯金などにまわす。貯金1000万円ある人は、ボーナスをもらったときにどのような行動をしないのだろうか。
2023年夏のボーナスの平均額はいくら?
そもそも2023年夏のボーナスの平均額はどれくらいかというと、民間企業(従業員5人以上)では去年より2.8%増えて、およそ40万円になると見込まれている。
国家公務員 (管理職および非常勤を除いた一般行政職) については、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが行った「2023 年夏のボーナス見通し」調査によると、去年より9%増えておよそ64万円になるという。
やらない使い道1 ボーナスで生活費を補う
貯金1000万円ある人はボーナスで生活費を補うことはせず、ボーナスは貯蓄などに回して確実に資産を増やす。
一方でお金を貯められない人は、ボーナスを当てにした家計管理をして、コロナショックのときのようにボーナスカットとなったときに、お金を貯めるどころか資金繰りで苦労してしまうことがある。
病気やケガなどの予期せぬ事態により出費がかさみ、ボーナスで補うのは仕方がない。
しかし、そういった事情がないにもかかわらずボーナスに頼っているなら、毎月の支出を見直したほうがよいかもしれない。
やらない使い道3 ボーナスをもらってすぐに株を買う
お金持ちは、ボーナスをもらってすぐに新しい株を買う、ボーナス月だけNISAなどの積立額を大きく増やす、といったことはあまりしない。
株価の変動を予測することは難しいが、一般的にボーナスシーズンの6月は株を買おうとする人が増えて需要が一時的に高まることなどから、1年の中でも相場が高くなりやすいとされているからだ。
ボーナスシーズンに買うと、「高値づかみ(相場の高いところで買ってしまい、その後値下がりすること)」になるかもしれない。
このリスクを避けるために、株を買う時期を夏のボーナス後の9月や10月、冬のボーナス後の2月や3月にずらす人もいる。
ボーナスを投資に回すのは悪いことではないが、投資する時期は慎重に考えたほうがよい。
やらない使い道3 生活費が引き落とされる口座にボーナスを入れたままにする
貯金が1000万円ある人は、生活費が引き落とされる口座にお金を入れたままにせず、ボーナスのうち貯金にまわす分は、定期預金もしくは別の銀行口座に移す。
生活費の口座に入れておくと、いつの間にか使ってしまったということになりかねないからだ。
毎月の給与は自動で先取り貯蓄できるようにしていても、ボーナスはうまく管理できていない人もいるかもしれないので、夏のボーナスを機会に見直してほしい。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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