新型コロナウイルス感染をめぐり、世界中で安全な国・地域を順位づけしたブルームバーグのランキング。5月の順位が発表され、日本は4月の7位から7ランク落ちて14位となった。
7月から開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて政府は緊急事態宣言の延長を決めているが、ワクチン接種者の割合はデータ取得時点で5%にも満たない。果たして五輪は無事開催できるのだろうか──。
ニュージーランド首位に返り咲き、台湾が10ランクダウン
この「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」はブルームバーグが毎月発表している。5月のランキングのうち、15位まではこちら(地域の分類は発表者による)。国・地域名にはワクチン接種者の割合を示している。
(カッコ内は4月の順位、%はワクチン接種者の割合)
1(2) ニュージーランド 4.8%
2(1) シンガポール 29.9%
3(3) オーストラリア 7.1%
4(4) イスラエル 58.3%
5(6) 韓国 5.4%
6(9) フィンランド 24.1%
7(15) ノルウェー 21.9%
8(14) デンマーク 26.1%
9(12) 中国 17.8%
10(10) 香港 14.3%
11(18) イギリス 45.4%
12(8) アラブ首長国連邦 56.3%
13(17) アメリカ 44.5%
14(7) 日本 3.2%
15(5) 台湾 0.6%
首位はシンガポールにかわってニュージーランド。3月まで5ヵ月連続トップの後、4月はシンガポールに抜かれたが、すぐさま奪還した格好。
日本のほかに大きくランクを下げたのが台湾。数ヵ月間、感染が広がっていなかったが5月に入って感染者が急増しているという。
欧米で進む対策 遅れるアジア?
ワクチン接種者の割合が高いのはイスラエルやアラブ首長国連邦など中東の国。アジア・オセアニアは軒並み低いようだ。
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16位以下では、ベトナムが11位から23位に、タイも13位から27位に後退。マレーシアも20位から35位に下がるなど、アジアの停滞ぶりが際立っている。これは逆にいえば、欧米の対策が進んでいるということ。英国は18位から11位に、米国は17位から13位に上がっている。
対象となる国・地域は53あるが、最下位の53位はアルゼンチン。前回最下位だったブラジルは2ランク上げて51位となった。
COVID耐性ランキングとは
ブルームバーグによると、この「COVID耐性ランキング」は、社会・経済への影響を最小に抑えつつ最も効果的な新型コロナ対応を取っている国・地域を特定するというもの。考慮されているデータは、死亡率や検査率、ワクチンへのアクセス、移動の自由などという。なお対象は、国(域)内総生産(GDP)が2000億ドル(約21兆7000億円)超の国・地域だ。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・tirachard / stock.adobe.com
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