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梅雨に試したいお得な節約術 エアコン除湿は使い分けられる?

2023/06/10 19:00

梅雨入りを気象庁が6月8日に発表した。この時期になると、エアコンの除湿機能などを使うことが増えて電気代がかさみがちなのが悩みだが、節約しながら快適に過ごす方法が3つある。 方法1 エアコン除湿の「弱冷房除湿」と「再熱除湿」を使い分ける エアコンの機種によっては、除湿が「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2つのモードに分か

梅雨入りを気象庁が6月8日に発表した。この時期になると、エアコンの除湿機能などを使うことが増えて電気代がかさみがちなのが悩みだが、節約しながら快適に過ごす方法が3つある。

方法1 エアコン除湿の「弱冷房除湿」と「再熱除湿」を使い分ける

エアコンの機種によっては、除湿が「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2つのモードに分かれており、弱冷房除湿のほうが電気代は安い。

「弱冷房除湿」は、室内から水分を追い出す過程で一度冷やした空気をそのまま部屋に戻す。弱い冷房をかけているのと同じような状態になり、肌寒く感じることもある。

「再熱除湿」は水分を追い出すために一度冷やした空気を、ちょうど良い温度に温めてから部屋に戻す。

それぞれのモードで1日8時間、30日使った場合、電気代にどれほどの差が出るのかシミュレーションしてみよう。

室内の湿度が80%、設定温度が24℃、エアコンの消費電力が再熱除湿で650W、弱冷房除湿で180Wだと仮定する。

かかる電気代は再熱除湿が約4,200円、弱冷房除湿が約1,200円で、その差は3,000円だ(27円/kWhで計算。以下同様)。

肌寒いと感じているのに弱冷房除湿を使うのはよくないが、その日の気温に合わせて2つのモードを使い分けると節約できる。

方法2 新聞紙や段ボールを使って除湿する

湿気が特に多い日は、エアコンの除湿機能のほかに単体の除湿機を使う人もいるが、新聞紙や段ボールを使うことで節約につながる。

新聞紙は、洗濯物を部屋干しする際に洗濯物の下(床)に敷いたり、押し入れやクローゼットの中に入れたりすると除湿できる。

広げた段ボールを家具と家具、もしくは家具と壁の隙間に入れて除湿することも可能だ。湿気を吸った段ボールは、天日干しすれば繰り返し使える。

除湿機にかかる電気代は、いくらだろうか。

除湿機の消費電力が500Wだとして、1日8時間、30日使うと約3,200円かかる。

新聞や段ボールを併用し、除湿機を使う時間がこの半分になれば、1,600円の節約になる。

方法3 コーヒーかすを脱臭剤として使う

梅雨シーズンは家の中の臭いが気になり、脱臭・消臭剤を使う人もいるが、コーヒーをドリップしたときに出るかすは部屋や冷蔵庫、靴箱、トイレなどの嫌な臭いを取ってくれる。

湿ったままのコーヒーかすは脱臭効果が大きいが、カビが生えやすいので使う期間の目安は2日ほどだ。

風通しと日当たりの良い場所でコーヒーかすを自然乾燥させ、通気性の良い布袋などに入れれば、少し手間はかかるが1ヵ月以上持つこともある。

乾燥させたとしても、特に梅雨シーズンはコーヒーかすにカビが生えるおそれがあるので、ときどき様子を見て新しいものに取り替えよう。

ホームセンターやドラッグストアでは脱臭・消臭剤が500円前後で売られているが、コーヒーかすを使えばそれらを買わなくなる、もしくは買う量が減れば、その分節約になる。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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