銀行員は夫婦のお金の相談を受けることも多く、老後にお金に困りそうな人と、そうでない人の違いについて業務を通して感じるようになったという。たとえば、老後破産の危険がある夫婦は、住宅ローンの返済を退職金でまかなおうとしている人が多いという。逆に老後も安定した生活を送れる夫婦の特徴としては、夫婦でしっかりとライフプランを相談していることが多いらしい。老後破産しやすい夫婦、そうでない夫婦の特徴をあわせて見てみよう。
老後破産しやすい夫婦の共通点
長い老後生活で、貯金が底をつき破産してしまう事態だけは避けたいところだが、老後破産に陥ってしまう夫婦の特徴にはどのようなものがあるのだろうか?
住宅ローンの返済で退職金をあてにしている
老後の生活費の柱は、年金と貯金、そして退職金の3つとなる。住宅ローンの返済に、この中の一つである退職金をあてにしている人は注意が必要だ。
老後資金に回せる退職金が減るのも問題だが、この場合繰上げ返済ができない状態の家計、つまり貯金も少ないケースがほとんどだからだ。
生活水準を下げられない
老後に入るお金はほとんどの人が年金だけなので、確実に現役時代に比べると少なくなる。生活水準を下げられないとどんどんお金は減ってしまう。
老後破産に陥らないためにも生活水準を見直す必要があるだろう。家賃や通信費などの固定費を削減するなど、簡単かつ持続的にできる節約方法を試してみてほしい。
老後破産しない夫婦の特徴
老後資金を現役時代から計画的に準備しなければ、老後破産してしまう恐れがあるが、定年後にも安定した生活を送れる夫婦の特徴には、どのようなものがあるのだろうか。
しっかりライフプランを立てているか
老後に必要な金額の試算をせずに、行き当たりばったりのお金の使い方をするのは危険だ。
老後破産しない夫婦は、老後いくら年金が受給できるのか、老後必要になる生活費を算出している。
年金で生活費をカバーできればいいが、できない場合はその分を現役時代に貯めておく必要がある。
老後に生活苦に陥らない夫婦は、定年後に安定した収入を得るのは難しいことを知っているので、現役時代からなるべく多くお金を確保している。
老後資金がどれくらいあればいいのか把握しているからこそ、子どもの教育資金やマイホーム資金を試算すると無理のない範囲で対応できるのだ。
お金に関してオープンに会話できているか
老後も安定した暮らしを送れる夫婦は、お金についてオープンに会話をしている。
収入や貯蓄がどれくらいあるかお互いに理解できていないと、期待しすぎて、蓋をあけたら全然貯蓄できていないというケースも考えられます。
そのことを知っているからこそ、お金の話は積極的にしているのだ。
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銀行員は見た!老後破産する夫婦としない夫婦の決定的な違い3選
文/編集・dメニューマネー編集部
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