「老後資金」を増やす4つのテクニック 50代でもお金は作れる?

2023/07/07 20:00

年金だけでは安定した老後は過ごせないだろうが、現役の時から老後資金を増やす方法はいくつかある。老後資金を作るのは、もちろん早いほうがいいが、定年が迫った50代からでもお金は増やせる。どんな方法で定年後の生活費が作れるのだろうか? 老後資金を増やす方法 年金だけでは、安定した老後は過ごせないはず。夫婦で65歳から81歳ま

年金だけでは安定した老後は過ごせないだろうが、現役の時から老後資金を増やす方法はいくつかある。老後資金を作るのは、もちろん早いほうがいいが、定年が迫った50代からでもお金は増やせる。どんな方法で定年後の生活費が作れるのだろうか?

老後資金を増やす方法

年金だけでは、安定した老後は過ごせないはず。夫婦で65歳から81歳までゆとりある老後を送りたいなら、約2,700万円必要ということが生命保険文化センターの調査で分かっている。2,700万円は大金だが、次のようなことを意識すれば、定年までに貯められるかもしれない。

副業で月3万円の収入を獲得する

副業で月3万円の収入があると、資産形成のスピードも早くなる。

副業の月収にはさまざまなアンケート結果があるが、月5万円台までの人が過半数だ(転職サービスdodaが2021年8月に実施した調査)。

月3万円は、仕事終わりや休日の時間を使って稼げる現実的な金額といえる。

Webライター、せどり、ブログなど、在宅で稼げる副業もあるので、これらの副業を検討してもいいだろう。

家計管理 月5万円の貯金

貯金がうまくできないという人は、家計を見直し、毎月5万円の貯金ができるように環境を整えよう。

2人以上世帯(働いている世帯)の住居費を除いた生活費の平均は月31万円ということが分かっている(e-Stat調査)。

この金額に、家賃または住宅ローンの支払いが加わるため、毎月の生活費は37~40万円程度になるはずだ。

毎月5万円以上の貯金ができていない人は、次の3つの固定費を中心に見直したほうがよい。

・通信費
・保険料
・家賃(住宅ローン)

通信費の平均は1人あたり月7,500円程度となっているが、格安スマホの活用や格安SIMへの切り替え、光回線の解約などで月4,000円程度に抑えられる。

保険料の平均は1世帯あたり月2万円程度だ。ネット保険の活用や保障内容の見直しなどで、必要最低限の契約にしよう。

家賃や住宅ローンは、月10万円以上払っている人は借り換えや引っ越しを検討してもよいかもしれない。

ただし、家賃の安い部屋へ引っ越すと不便になることも多いので、慎重に行ったほうがよい。

詳しく読む>>
老後資金を増やす3つの方法!老後は月36万円ほしい?

50代で老後資金を貯める方法

50代で貯金がない人が老後資金を確保するためには、若い世代とは違った工夫が必要だ。比較的短期間で老後資金を確保するための方法を見てみよう。

金融商品で備える

金融商品で備える方法も、50代で老後資金を貯める一つの手段だ。まとまった資金がなくても、毎月積み立てができるつみたてNISAiDeCo、個人年金保険がある。

ただし、iDeCoや個人年金保険には最低加入期間や払込期間があるので注意しよう。

iDeCoは60歳以降かつ5年以上加入しないと受け取れない。個人年金保険は契約内容によるが、20年以上の払込が必要になるものが一般的だ。

50代から金融商品への積み立てを始めるなら、加入期間や払込期間の制約がないつみたてNISAの利用が現実的だろう。

毎月3万円を年3%の運用利回りで投資できれば、10年後には約420万円になる。

退職金がある会社員や公務員なら、退職金と合わせて1,500万円程度の老後資金を確保できる。

住居費を節約する

固定費の中で最も大きな負担となる「住居費」をまず見直したほうがよい。

50代は、子どもが大学を卒業して自立する時期でもあるので、家賃の安い地域や部屋数の少ない物件に引っ越すことで住居費を抑えられる。月3万円家賃を安くできれば、30年間で固定費を1,080万円削減できる計算だ。

マイホームがある人は、マイホームを担保にしてお金を借りられる「リバースモーゲージ」を検討してみよう。

家はあっても収入が少ないという高齢者が、家を手放さずに一定の資金を確保できる手段といえる。

詳しく読む>>
50代で老後資金を貯める3つの方法

文/編集・dメニューマネー編集部

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