部下がやる気がなくて悩んでいる上司・先輩もいるだろうが、もしかしたら普段の何気ない言葉が原因かもしれない。働きやすい環境を作るのがうまい優秀な上司は、次の4つのような言葉を部下に言うことはない。
部下のモチベーションを下げる言葉
部下のやる気のなさに頭を抱えている上司・先輩もいるだろうが、もしかするとそれは自分の発言が原因かもしれない。どのような言葉が部下のモチベーションを下げるのだろうか。もしかしたらその言葉で自分の人望をなくしているかもしれない。
「普通はこうでしょ?」と言われてやる気を一気に失うことも
部下が想定外の行動をしたときなどに「普通はこうでしょ?」「これって常識でしょ?」といった言い方をしてしまう人がいるが、こうした言葉には特に注意したい。
というのも、年代が違う上司と部下では価値観にギャップがあるケースが多いだけでなく、最近では同じ年代でさえも価値観が多様化しているからだ。
それにもかかわらず「普通」「常識」といった単語を使ってアドバイスすると、何を基準にそう言っているのか納得できず、やる気を一気に失うことがある。
部下にアドバイスする際は、まずは部下がそのような行動をとった理由をしっかり聞こう。その上で、一般論で説明するのではなく、「こういう背景があるから、このルールに沿って進めてくれると嬉しい」のように、納得しやすい形で伝えることが大切だ。
「前にも言ったと思うんだけど」がきっかけで部下から相談されなくなる?
前に教えたことを部下から質問されたときに、できるだけ一度で覚えてほしいという思いから「前にも言ったと思うんだけど」と言ってしまうと、モチベーションを下げてしまうことがある。
口調にもよるが、上司からこの言葉をかけられると、部下は質問や相談をしづらくなるし、この言葉がきっかけで問題が解決することは少ない。
「前にも同じことを伝えた」という事実に着目するのではなく、「自分の伝え方に問題はなかったか」「教わる側はメモを取っていたか」といった過程を振り返った上で、今後どうすべきかを具体的に示す言葉をかけよう。
上司が新入社員に言ってはいけない言葉
7月になって、今年入ってきたばかりの社員が辞めたという職場もあるかもしれない。新入社員が辞めた原因が、もし自分が何気なく言った言葉だったら……。ここでは、優秀な上司が使わない、もしくは別の言い方をする言葉を見てみよう。
「いいからやって」「とにかくやって」
この言葉は、新入社員はやる気をなくすので止めるべきだ。「何のためにこれをするのか」ということを伝えずに、作業内容だけ指示してはいけない。
その気持ちをないがしろにする前に、まずは新入社員の話に耳を傾け、業務の全体像や目的も伝えるようにしよう。
「最近の若者は~」「これだからゆとりは~」
「最近の若者」、「ゆとり世代」と新入社員をひとくくりに扱う発言は、新入社員のやる気をそいでしまうので使わないようにしよう。
ゆとり世代は1987〜2004年くらいに生まれた若者たちを指し、「競争意識が低い」「職場の付き合いを最優先にしない」と言われるが、それはあくまでも一般論で、全員に当てはまるわけではない。
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上司が新入社員に言ってはいけない言葉 意外な言葉が人を傷つける?
文/編集・dメニューマネー編集部
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