夏休み期間中、JR各社はお得な切符を販売しており、これらをうまく使えば交通費などを数千円浮かせられるかもしれません。
1 ゆっくり旅をしたいなら「青春18きっぷ」を使う
「青春18きっぷ」はJRの普通列車が1回あたり2,410円で1日中乗り放題になる切符です。5回分が1万2,050円で売られていて、グループでも使えます。
年に3回売られるのが特徴で、今年の夏に利用できる期間は7月20日から9月10日までです(販売は8月31日まで)。
たとえば、のぞみ号を使って東京から名古屋に行った場合は1万1,100円かかりますが、「青春18きっぷ」を使えば、普通列車のみを利用することになりますが、2,410円で名古屋まで行けます。
ただし、のぞみ号を使った場合は東京から名古屋まで1時間40分で行けますが、普通列車では6時間30分以上かかるので、家族旅行には不向きというデメリットがあります。
2 東海道新幹線を使う旅なら「ぷらっとこだま」
JR東海ツアーズ(東海旅客鉄道 <9022> )の「ぷらっとこだま」というサービスなら、割安価格で新幹線こだま号に乗れます。
たとえば、東京から新大阪までのぞみ号の指定席料金は1万4,520円ですが、「ぷらっとこだま」なら1万900円と3,620円もお得です。さらに、1ドリンク引換券もセットになっています。
ただし、東京から新大阪だと新大阪に着くまでの時間が、のぞみ号と比較して1時間30分ほど余計にかかるため、時間に余裕のある人向けのサービスといえます。
3 子供の運賃が安くなるサービスも
JR西日本(西日本旅客鉄道 <9021> )の「夏休みお子様1,000円!ファミリーきっぷ」なら、子供はJR西日本管内の新幹線に1,000円で乗れます。
たとえば、通常は7,790円かかる大阪市内から博多駅までも1,000円です。利用期間は8月31日までで、使う日の3日前までに買うことが条件となっています。
ただし、大人と一緒に電車に乗る必要があり、購入方法がインターネットに限定されているので、注意しましょう。
JR九州(九州旅客鉄道 <9142> )では、「こどもぼうけんきっぷ」というサービスがあります。これは、小学生は快速列車・普通列車に100円で乗り放題というサービスです。
別途特急券を買えば、JR九州の新幹線や特急列車にも乗れるので、九州を旅行するなら使いたい切符です。
期間は8月31日までで、前日までに購入することが条件になっています。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「貯金1000万円」ある人が言わない口グセ3選
・コスパ最高の格安SIM【PR】(外部)
・50代で「老後破産」する?定年前にやめるべき行為
・「老後資金」の作り方【PR】(外部)
・コストコの年会費4840円を「実質640円」にする方法