お金持ちは銀行口座をいくつも持っていることがあり、用途によって使い分けをしていることもある。お金持ちの銀行口座の使い方をマネすれば、お金が貯まりやすくなり生活に余裕が出るかもしれない。
「口座は3つ以上」がお金持ち流?その納得がいく理由
お金持ちの中には「銀行口座」をあえて複数持っている人が少なくない。中には3つ以上の口座を開設している人もいるが、一体何のためなのか。その理由を探ると、「安全性」や「管理のしやすさ」などの面から、納得がいくものだった。
「安全性」の観点
まず「安全性」に関して。銀行が万が一破たんしても、最低限1,000万円までは保護される。
この仕組みをいわゆる「ペイオフ」と呼ぶ。つまり1カ所に1,000万円以上を預けていた場合、1,000万円を超えた分がきちんと戻ってこない可能性が出てくる。
銀行が破綻するケースは稀であるが、可能性はゼロではない。たとえば、お金持ちで不動産や株式などの資産のほかに現金が数千万円ほどある場合でも、3〜4つの銀行に分散して預金すれば、ほぼ全額をしっかりと守れる。
現金が数億円あっても、分散して預金する考え方は重要だ。数十の銀行に口座を持つわけにはいかないが、分散して預金しておけば、万が一そのうちの1つの銀行が破綻しても、被害を被るのは一部にとどまる。
投資ではよくリスク軽減の手法として「分散投資」という言葉を聞くが、預金でも「分散預金」はリスクを減らすことにつながる。
「管理のしやすさ」の観点
複数の口座をもっているお金持ちの場合、多くはこの「管理のしやすさ」が理由だ。例えば3つの口座を持っているお金持ちの場合、「収入を管理するための口座」「支出を管理するための口座」「貯蓄専用の口座」と使い分けているケースが多い。
このケースの場合、すべての収入が「収入を管理するための口座」に入金されるようにし、その後、その口座からお金を「支出を管理するための口座」と「貯蓄専用の口座」に振り分ける流れとなる。
この流れの場合、貯蓄がしっかりと貯まっていく形になる上、通帳を見ればいくら支出があったのかも一目瞭然だ。収入と支出を同じ口座で管理すると、通帳上で収入と支出が見分けにくく、収支の管理が煩雑になる。
銀行口座はいくつ持つべき?お金が貯まる口座の使い分け方
銀行口座は「給与振込口座しか持っていない」という人もいるかもしれないが、口座は複数作って使い分けることで、お金を上手に貯められる
普段使う口座
給与が振り込まれる口座だ。家賃や公共料金など毎月の引き落としや、クレジットカードの支払い、〇〇Payなどの決済アプリへのチャージなどもこの口座で管理する。
生活費を引き出すこともあるだろうから、勤務先や自宅の近くにATMがある銀行がよいだろう。
時間外や週末を利用することが多い人は「残高〇〇万円以上は月〇回まで無料」などの優遇があるかなども確認しておくとよい。
いざという時のお金を置いておく口座
働けなくなったり仕事を辞めたりした場合の生活費や、急な出費に備えてお金をおいておく口座だ。慌てないで済むように、給与の3ヵ月~6ヵ月分程度は準備しておきたいところだ。
普段使う「口座1」にまとまったお金が貯まったまま、という人は、この「口座2」に移しておきたい。
使わずに置いておくことが前提なので、金利が少しでも高い銀行の口座を利用するのも手だ。
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銀行口座はいくつ持つべき?お金が貯まる口座の使い分け方
文/編集・dメニューマネー編集部
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