今どき、「買い物したらポイントがつく」のは当たり前。どうせもらうなら、たくさんもらいたい。支払い方法や買い物するお店を選ぶことで、ポイントが二重にも三重にももらえる。ビックカメラやウエルシア、イオンでのポイント多重取りの方法とは……。
ビックカメラでポイントを2重取りする方法
家電選びでは高額商品を購入するケースも多いため、よく利用する家電量販店でポイント多重取りができるとメリットは大きい。まず最大で5重取りが可能なビックカメラでのポイント多重取りについて紹介しよう。
【ビックポイント+提携クレジットカード決済ポイント】でポイント2重取り
10%還元対象のビックカメラ提携クレジットカードを持っているなら、まずお手軽なのが「ビックポイント」と、クレジット利用ポイントの2重取りだ。
イオンカード発行の「コジマ×ビックカメラカード」で支払うとビックカメラで10%還元を受けられ、さらにクレジット決済ポイントとして5%分のポイントが付与されるので、合わせて10.5%の還元率となる。
ビックカメラの利用で貯まるのは「コジマポイント」だが、このポイントはそのままビックカメラで使えるので、実質的に「ビックポイント」と同じものと考えてよい。新規入会時にコジマポイント1,000ポイント(1,000円相当)がプレゼントされるのも、このカードの大きなメリットだ。
一方、「ビックカメラJQ SUGOCAカード」もビックカメラで10%還元を受けられ、クレジット決済ポイント0.5%分と合わせて合計10.5%還元となる。
このカードでは、カード搭載の電子マネー「SUGOCA」にチャージしての支払いも可能だ。しかし、ビックカメラでの支払いでは電子マネー決済ポイントが付与されないので、3重取りとはならない。クレジットチャージ時の0.5%との2重取りで同じく10.5%還元となる。
【ビックポイント+電子マネーへのクレジットチャージポイント】でポイント2重取り
「ビックカメラSuicaカード」による支払いでは「ビックポイント」の10%還元が適用され、さらにクレジット決済ポイントとして1%分がプラスされて、合計で11%還元となる。
ただし、このカードで「モバイルSuica」へのチャージ・オートチャージを行うと、クレジットチャージポイントとして1.5%還元を受けられるので、その「Suica」をビックカメラで使うと合計11.5%のポイント還元率となる。同じ2重取りでもこちらが0.5%多いので、ぜひこちらの支払い方法を選択したい。
ウエルシアでポイントを2重取りする方法
よく利用するドラッグストアでポイント多重取りができると、「塵も積もれば山となる」で長い目で見たときに大きなお得となる。
ウエルシアで貯まる共通ポイントは「Tポイント」
ウエルシアでは、「Tカード」の提示により購入金額の1%分に相当する「Tポイント」が貯まる。ウエルシア店舗では月曜日にポイント2倍となるほか、毎月15日・16日は「シニアズデー」として60歳以上の客はポイント3倍となる。
さらに、毎月20日に200ポイント以上の「Tポイント」を使って購入すると1.5倍分の買い物ができる仕組みもある。
【Tポイント+クレジット決済】でポイント2重取り
クレジットカードを持っているなら、まずお手軽なのが「Tポイント」と、クレジット利用ポイントの2重取りだ。後払い式電子マネーの「QUICPay」がカードに搭載している場合は、それで支払っても同じようにクレジット利用ポイントを獲得できる。
クレジットカードを何枚か持っている場合は、ポイント還元率がより高いものを選択しよう。ポイントをまとめることを重視するなら、クレジット利用ポイントとして1%分の「Tポイント」が付与される「ヤフーカード」がいいだろう。
クレジット利用ポイントとして1.2%分のポイントが付与される超高還元率の「リクルートカード」のほか、1%還元の「dカード」「楽天カード」などもいいだろう。
イオンでポイントを2重取りする方法
よく利用するショッピングモールやスーパーマーケットでポイント多重取りができると長い目で見たときに大きなお得となる。イオンでは最大4重取りも可能だ。
イオンでたまる共通ポイントは「WAON POINT」
イオンでの買い物時にはイオンの共通ポイント「WAON POINT」がたまる。現金で支払い「WAON POINTカード」を提示すると0.5%分、「電子マネーWAONカード」で支払うと1%分、「イオンカード」で支払うとクレジット利用ポイントも含めて、1%分のポイントが付与されるだろう。
なお、「イオンカード」によるクレジット払い分に対しては、これまで「ときめきポイント」が付与されてきたが、2021年9月11日からは「WAON POINT」が付与されるようになった。
【「イオンカードセレクト」によるオートチャージ+電子マネーWAON決済】でポイント2重取り
「イオンカードセレクト」でオートチャージした「電子マネーWAON」を使いイオンで支払うと、チャージ分の0.5%と支払い時の1%で合計1.5%のポイント還元率となる。
なお、「イオンカードセレクト」にはカード自体に「電子マネーWAON」機能が搭載されているので、別にカードを作る必要はない。
「イオンカードセレクト」に入会するにはイオン銀行の口座が必要だが、イオンをよく利用しているなら、その手間以上のメリットがあるのは間違いないだろう。
【クレジットチャージ+電子マネー利用】でポイント2重取り
支払い時にポイントが付与されるタイプの電子マネーを利用できるイオン店舗なら、クレジットカードでそこにチャージすることで、電子マネー利用ポイントとクレジット利用ポイントの2重取りができる。
この組み合わせのメリットはイオン以外でも同じポイント還元率での2重取りとなり、さらに、店舗で「Tポイント」や「dポイント」などの共通ポイントが使える場合、それも合わせた3重取りも容易という点だ。
使いやすい組み合わせは、1.2%という高還元率の「リクルートカード」(VISAブランドかMasterCardブランドを選択)と、0.5%分のポイントが利用時に付与される「楽天Edy」の組み合わせとなる。
ただし、「リクルートカード」では、月間3万円を超える電子マネーチャージ分にはポイントが付与されないので、その点だけ注意したい。
編集・dメニューマネー編集部
画像・ASAKURA Chinatsu / stock.adobe.com
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