退職・老後が近い

60代に人気の仕事は?資格があるといくら稼げる?

2022/04/24 20:00

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/QF75v0X3TxOxmEKGq37GJA.jpg
定年後も元気と時間がある高齢者が、再雇用やアルバイトで働くケースは少なくない。「年金だけでは生活ができない」という人もいるだろう。60代ならまだ元気に生き生きと働けるだろうが、再雇用にせよバイト・パートにせよ、若い時とは就ける仕事は異なるだろう。再び働く際、持っていると有利な資格や、60代に人気の職種はどのようなものな

定年後も元気と時間がある高齢者が、再雇用やアルバイトで働くケースは少なくない。「年金だけでは生活ができない」という人もいるだろう。60代ならまだ元気に生き生きと働けるだろうが、再雇用にせよバイト・パートにせよ、若い時とは就ける仕事は異なるだろう。再び働く際、持っていると有利な資格や、60代に人気の職種はどのようなものなのだろうか。

男女別、60代の人気資格トップ10

定年後も働きたい、または年金と貯金だけでは老後が厳しいため働かないといけないという人は多く、60代で資格を取る人も少なくない。しかし男性と女性では「取りたい資格」が大きく違うようだ。

60代女性では「介護系」が多数ランクイン

ランキングを公開しているのは、通信教育講座を提供しているユーキャン。コロナ禍以前の2018年1月~11月に集計した少し古いデータだが、同社Webサイトでの案内資料請求数をもとに作成したという。

60代女性に1番人気なのは「食生活アドバイザー」。普段の食生活に生かせることはもちろん、スーパーなどの食に関わる企業では、資格を持っていると特別手当が支給される場合もあるという。

60代女性に人気の資格講座
順位資格講座
1位食生活アドバイザー
2位レクリエーション介護士
3位介護事務
4位薬膳コーディネーター
5位実用ボールペン字
6位認知症介助士
7位調理師
8位登録販売者
9位着物のリフォーム
10位保育士
(出典:ユーキャン)

介護系の資格も人気で、高齢者向けのレクリエーションの企画などをする「レクリエーション介護士」は2位、「介護事務」は3位、「認知症介護士」は6位にランクインした。

9位の「着物のリフォーム」は、あまり聞き馴染みのない人がいるかもしれない。これは、母や祖母から受け継いだ着物をリメイクする技術を習得できる資格だ。

60代男性では「不動産関連」がトップ3に

60代男性に一番人気なのは「マンション管理士」。これは、マンションで起こるあらゆる問題に対し、住んでいる人の立場から解決に導くコンサルタントだ。

そして2位には「宅地建物取引士」、3位に「行政書士」がランクインした。

60代男性に人気の資格講座
順位資格講座
1位マンション管理士
2位宅地建物取引士
3位行政書士
4位ファイナンシャルプランナー(FP)
5位第二種電気工事士
6位社会保険労務士
7位マイクロソフト オフィス スペシャリスト (MOS)
8位登録販売者
9位危険物取扱者
10位社会福祉士
(出典:ユーキャン)

4位は、いわゆるお金の専門家とされる「ファイナンシャルプランナー(FP)」。再就職に役立てる人はもちろん、資格取得を通して、老後のお金との向き合い方を身につける人も多いのかもしれない。

「登録販売者」は男女共通でランクインした。資格を持っていると、ドラッグストアや薬局などで、一般用医薬品を販売できる。薬剤師が不足していてニーズが高いことや、薬局は至るところにあり、自宅の近くで職場が見つかりやすいことが人気の理由だという。

詳しく読む>>
定年後に取りたい資格、男女でこんなに違う 60代の人気資格トップ10

「マンション管理人」の年収や仕事内容は?

マンション管理人は、60代向けの求人で多い職種の一つだ。マンションにはさまざまな人が住んでいるので、人生経験が豊富なシニア層が歓迎される傾向にあるという。しかし「シニア層も応募できるだけに給料も安いのでは」と思う人もいるかもしれない。年収や仕事内はどうなのだろう?

主な仕事は「受付・点検・清掃・報告」

マンション管理人の主な仕事内容は、「受付業務」「清掃業務」「点検・巡回業務」「報告業務」の大きく4つに分かれる。

受付業務とは、来客者の受付対応や、マンションの駐車場・駐輪場の利用受付などをする業務をさす。居住者からの相談や苦情に対応する場合もある。

清掃業務では、エントランスや階段、廊下、ごみ置き場などの清掃や整理をする。

点検・巡回業務とは、共有スペースの電灯、エレベーターや自動ドアの動作などを点検する業務のことだ。電球を交換し、業者による保守・修理作業に立ち会うこともある。

報告業務では、点検結果の報告のほか、居住者へのお知らせなどを記載した文書の配布や掲示をする。

これら全ての業務を担うこともあれば、各業務で担当する人材が違うこともある。

マンション管理人の年収は?

求人の中には正社員の募集もあるが、契約社員やアルバイトのほうが多いとされ、働き方によって年収に差がある。

2020年における正社員の平均年収は、355万円(厚生労働省「令和2年度賃金構造基本統計調査」)。2020年の日本の平均年収は433万円であり、これよりは低くなっている。

複数の求人サイトの情報をもとにすると、契約社員の年収は190〜240万円程のようだ。 アルバイトは時給1,000円前後で募集している求人が多い。仮に時給1,000円で週3〜4回、1日8時間働いた場合、年収は約115〜154万円になる。 よって、年金の支給がなければ、マンション管理人の仕事だけで生活するのはかなりキツイといえよう。

資格を持っていると年収アップの可能性も?

マンション管理員として働くのに必須の資格はなく、未経験で応募できる求人も多い。ただ、管理会社によっては、資格を持っていると特別手当が支給される場合もあるという。

資格の例として、60代男性に1番人気の資格になったこともある「マンション管理士」や(2018年 ユーキャン調査)、民間検定の「マンション管理員検定」、国家資格の「管理業務主任者」が挙げられる。

定年退職後などに応募する場合は、各求人の待遇条件を確認しつつ、こうした資格の取得を検討してみてもいいかもしれない。

詳しく読む>>
60代の仕事の定番「マンション管理人」の年収や仕事内容は?

60代の平均年収はどれくらい?年齢別、業種別でみてみた

60歳以降も資格を取ったり働き続けたりしたい人は多いだろう。

ここで気になるのが、60代以降、どれくらい稼げるかということだ。年齢、業種別で平均年収はどれくらいなのだろうか。

60代の平均年収は?

60代の平均年収は、60〜64歳で411万円、65〜69歳で324万円、70歳以上で282万円だ(民間給与実態統計調査、2019年版)。

年代 平均 男女別
男性平均 女性平均
60-64歳 411万円 522万円 254万円
65-69歳 324万円 406万円 211万円
70歳以上 282万円 343万円 205万円

60代前半は再雇用契約によって給料や年収が下がる傾向にある。しかしながら、男性の平均年収は500万円代であり、日本の平均年収の430万円以上、収入を得ている人も多い。

60代後半や70歳以上になると、非正規雇用に移行する人や、勤務日数が減る人が多くなるため、平均年収は低くなっているのだろう。

業種別に見たときの平均年収

60歳以降も高年収であり続けるのは、情報通信業、金融業・保険業、医療・福祉など、主に資格が必要な業種だ。

特に、情報通信業は60〜64歳が595万円、65〜69歳が459万円、70歳以上が554万円と高年収となっている。

一方、飲食サービス・宿泊業は、60~64歳が264万円、65~69歳が215万円、70歳以上が200万円という結果に。情報通信業と比べ、ここまで年収が低いのは、非正規雇用が多いことが要因といえよう。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
4月に変更!「年金を多く受け取る」ために知りたい3つのこと
初心者向け!ネット証券オススメランキング(外部サイト)
エスパー伊東さん「老人ホーム」に 入居費用は年金で足りる?
株主優待をタダ取りする裏ワザとは?(外部サイト)
ガソリン代170円突破!節約のための2つのコツ

(2022年2月22日公開記事)