電動キックボードで通勤すると「1ヵ月の交通費」はいくら?

2023/08/13 18:00

電動キックボードを通勤に使うと、年間の交通費を安く抑えられる。週5回、電車で通勤した場合と、電動キックボードで通勤した場合とで、交通費はどれくらい違うのだろうか。また、今年の7月から16歳以上なら電動キックボードに免許なしで乗れるようになったが、保険に入ることが義務付けられている。どんな保険に入らないといけないのだろう

電動キックボードを通勤に使うと、年間の交通費を安く抑えられる。週5回、電車で通勤した場合と、電動キックボードで通勤した場合とで、交通費はどれくらい違うのだろうか。また、今年の7月から16歳以上なら電動キックボードに免許なしで乗れるようになったが、保険に入ることが義務付けられている。どんな保険に入らないといけないのだろうか?

電動キックボードで通勤すると「毎月の交通費」はどれくらい?

電動キックボードは運転免許がなくても乗れるようになったが、通勤に使うと想像以上に通勤コストが安くなるようだ。本体購入費を除く電気代がいくらかかるのか試算してみた。

気になる電気代、週5日通勤で使うといくらになる?

電動キックボードで通勤する際の交通費といえるのが電気代だ。自宅で充電して通勤に使うと電気代はいくらかかるのか。

たとえば日本の公道走行を前提に設計されたという電動キックボードFree Mileで週5日、往復10kmの距離を通勤したとしよう。Free Mileのフル充電時にかかる電気代は1回11円。フル充電で約40km走行できるという。

このケースなら1回の通勤にかかる電気代は2.75円で、5日間通勤時の電気代は2.75円×5日=13.75円となる計算だ。したがって1ヵ月の通勤時電気代は13.75円×20日=275円、年間では275円×12か月=3300円ということになる。

ひと月の通勤コストが275円なんて、1日分の電車賃より安いのではないだろうか。

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電動キックボードで通勤すると「年間の交通費」が実質1万円で済む?

「電動キックボード」に必要な保険は?

電動キックボードがはやっているが、これに乗る人は保険に入る必要がある。今年の7月の法改正によって、16歳以上なら免許なしで電動キックボードに乗れるようになった。それにより、事故が増えることが懸念されている。

事故を起こせば多額の賠償責任を負うことになるだろう。そのため、電動キックボードに乗る人は、自転車保険とはまた別の次のような保険に入ることが義務付けられている。

電動キックボードは自賠責加入が必須

電動キックボードは車両に分類され、自賠責保険への加入が必須だ。

これは、強制保険とも呼ばれ、加入せずに走行した場合、50万円以下の罰金または1年以下の懲役が課せられる。知らなかったでは済まされない。

保険証明書は車両への備え付け義務がある。しかし、構造上困難な電動キックボードであれば、証明書の画像データが入ったスマートフォンを持ち歩く運用が許されている。

自賠責保険の補償は対人賠償のみに適用されるため、事故で物を壊した場合は賠償を求められることがある。

また、対人補償の限度額も死亡の場合は最高3,000万円であり、必ずしも十分な補償額とはいえない。それ以上の賠償責任を負うリスクを考えておくべきだ。

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「電動キックボード」に必要な保険は──自転車とぶつかると1億円の賠償も?

文/編集・dメニューマネー編集部

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