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三井住友銀行Oliveの評判は?口コミやメリットデメリットを解説!
三井住友銀行の「Olive(オリーブ)」は、三井住友銀行が提供する個人向けの総合金融サービスだ。このサービスを利用することで、銀行口座やカード決済に加え、証券、保険といった複数の金融サービスを一元管理できる。また、豊富なポイント還元特典も用意されており、利便性とお得さを兼ね備えたサービスとなっている。
Oliveの大きな特徴の1つは、アカウントを開設するとマルチナンバーレスカードが発行されることだ。
このマルチナンバーレスカードは、キャッシュカード機能のほか、クレジットカード、デビットカード、ポイントカードなどの機能が搭載されており、支払い方法をその場で簡単に切り替えられることから、フレキシブルペイといわれる。
Oliveは2023年3月1日に始まった比較的新しいサービスだが、すでに300万人以上が利用を開始している(出典:PR TIMES)。
このように人気のOliveだが、悪い評判やデメリットがないのか気になる人もいるだろう。そこで今回編集部はOliveの評判を集め、メリットデメリット、向いている人の特徴をまとめた。
Oliveをおすすめできるのは、三井住友銀行を利用する人、カードを複数持ち歩くのが面倒な人、預金と投資の資産をまとめて管理したい人だ。
- 現在三井住友銀行をメインバンクに使っている人、もしくはメインバンクに使う予定の人
- 複数のカードを持ち歩くのが面倒だと感じる人
- 預金と投資の資産をまとめて管理したい人
目次
三井住友銀行Oliveとは?評判や特徴を徹底解説!
Oliveとは、三井住友フィナンシャルグループが提供する個人向けの総合金融サービスのことだ。
銀行や決済だけでなく、証券や保険といった金融サービスを1つのアプリでまとめて管理・利用できる。さらに、基本特典に加え、選べる特典やVポイントアッププログラムなど、お得なサービスも充実している。
Oliveアカウントを持つと、「SMBCダイレクトの他行あて振込手数料無料」や、「三井住友銀行本支店ATM24時間手数料無料」といった基本特典に加え、「給与・年金受取特典」や「コンビニATM手数料無料」といった「選べる特典」を受けることができる。
特典の種類 | 特典の内容 |
---|---|
基本特典 | ・他行あて振込手数料 無料(※1) ・三井住友銀行本支店ATM 24時間手数料無料 ・定額自動送金「きちんと振込」手数料 無料 ・定額自動入金手数料 無料 |
選べる特典 | ・給与・年金受取特典 200pt ・コンビニATM手数料 月1回無料 ・Vポイントアッププログラム +1%還元 ・ご利用特典 100pt |
Oliveアカウントを開設すると、カードを使ってATMで現金を引き出せるようになるだけでなく、アプリ操作でデビット、クレジット、ポイント払い、追加カードでの支払いを1枚で切り替えられる「Oliveフレキシブルペイ」機能も利用できるようになる。
・Oliveフレキシブルペイ(デビット、クレジット、ポイント払い、追加したカードでの支払いを切り替え可能)の機能
※マルチナンバーレスカードはナンバーレスもしくはカード番号記載のいずれかを選べる
Oliveフレキシブルペイの機能について、支払い方法はアプリで簡単に切り替えられる。 Oliveアカウントには「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」という3つのランクがあり、ランクごとに選べる特典やフレキシブルペイの付帯特典が異なる。アカウントランクの基本情報は次の通りだ。
一般 | ゴールド | プラチナプリファード | |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 5,500円 ※年間100万円以上の利用で 翌年以降永年無料 |
3万3,000円 |
ポイント還元率 (※1) |
通常0.5%、 最大20%(※2) |
通常0.5%、 最大20%(※2) |
通常1%、 最大20%(※2) |
国際ブランド | Visa | Visa | Visa |
申し込み条件 | 日本国内在住の個人 | 日本国内在住の 満18歳以上の個人 |
日本国内在住の 満18歳以上の個人 |
Oliveは銀行口座・カード機能・証券・保険を一元管理できるサービス
ただし、実際にはOliveというアプリがあるわけではなく、申し込むと三井住友銀行アプリの表示がOliveアカウントに切り替わる仕様になっている。また、三井住友カードの「Vpassアプリ」にもOliveアカウントが表示される。
三井住友銀行アプリとVpassアプリでは、Oliveアカウントの画面のレイアウトが若干異なる。例えば、三井住友銀行アプリでは口座残高が一番上に来るが、Vpassアプリではフレキシブルペイ(後述)の支払い額が一番上に来る。
しかし、口座や決済、証券、保険がトータルで管理できるのはどちらのアプリも共通している。自分が見やすい方、またはよく使うアプリからOliveを利用すればいいだろう。
なお、三井住友フィナンシャルグループはOliveの提供に伴い、グループ共通の「SMBC ID」を導入している。
これにより、三井住友銀行アプリとVpassアプリのいずれにおいても、同じメールアドレスでログイン・利用が可能となった。
この記事では特に断りがない場合、Oliveアプリは三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリのOliveアカウントの両方を指すものとする。
Oliveアプリには「銀行口座」「カード決済」「資産運用(証券)」「保険」の4つの機能がある。
銀行口座の機能では家計管理も行える。家計管理画面では、月々の収支や支出、資産や負債、クレジットカードの引落金額などをまとめて管理することが可能だ。
マネーツリー(株)の提供する個人資産管理サービス「Moneytree」と連携を行うことで、他の金融機関やクレジットカードなどの情報を表示することもできる。
さらに、三井住友カードは2024年7月17日、マネーフォワードと個人向け事業において資本業務提携を締結したことを発表した。
これにより、今後マネーフォワードMEとOliveの機能を掛け合わせたシームレスな資金移動体験が提供されることが期待されている。
Oliveフレキシブルペイとは、デビット、クレジット、ポイント払い、追加したカードでの支払いを、フレキシブルに切り替えることができる支払い方法である。
カード利用前にOliveアプリで支払い方法を切り替えることで、自分が希望する決済の支払いが利用できる。
これにより、時間がない時でも銀行の残高を確認しながらスムーズに投資信託の取引が可能になる。
遷移先のサイトでは、カード付帯の「選べる無料保険」の内容を変更したり、「Vポイントが貯まる保険」に加入したりできる。また、加入履歴が確認できるのはもちろん、ネット保険の一括比較やマネーセミナーへの参加申込も行える。
Oliveフレキシブルペイで、支払い方法を集約
Oliveアカウントに申し込むと、マルチナンバーレスカードが1枚発行される。
マルチナンバーレスカードはキャッシュカードとして利用できるだけでなく、アプリ操作を通じて、デビット、クレジット、ポイント払い、追加カードの4つの支払い機能を使い分けることが可能だ。利用時には、Oliveアプリで支払いモードを切り替えることで、希望する支払い方法を選択して使用する。
例えば、食費や消耗品など日常の買い物はデビットモード、家電や洋服など年に数回のまとまった買い物にはクレジットモード、100円ショップでの買い物は貯まったポイントで「ポイント払いモード」など、状況に応じて使い分けてもいいだろう。
なお、「追加した支払いモード」に追加できるクレジットカードは、三井住友カード(一般・ゴールド・プラチナ)もしくは提携カードのみとなっている。
※提携カードにはPeach CARD ベーシックやOSAKA PiTaPaなどがある
一般・ゴールド・プラチナプリファードの3つのアカウントランクがある
Oliveフレキシブルペイのカードデザインは、契約するアカウントランクに応じて選ぶようになっている。Oliveアカウントランクは「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3つだ。
カードランク | 一般 | ゴールド | プラチナプリファード |
---|---|---|---|
カードデザイン | |||
年会費 | 永年無料 | 5,500円 ※年間100万円以上の利用で 翌年以降永年無料 |
3万3,000円 |
継続特典 | なし | 毎年、年間100万円の利用で 1万ポイントプレゼント |
毎年、年間100万円の利用 ごとに1万ポイントプレゼント (最大4万ポイント) |
発行ブランド | Visa | ||
ポイント還元率・ キャッシュバック率 (※1) |
クレジット:0.5% デビット:0.5% ポイント払い:0.25% |
クレジット:0.5% デビット:0.5% ポイント払い:0.25% |
クレジット:1.0% デビット:1.0% ポイント払い:0.25% |
支払いモード | ・クレジット:毎月26日に決済口座から引き落とし ・デビット:決済口座から即時に引き落とし ・ポイント払い:事前にチャージした残高から即時に引き落とし ・追加した支払い:保有カードを支払いモードとして追加し、 追加したカードでの引き落とし |
||
旅行傷害保険 (利用付帯) |
海外:最高2,000万円 | 海外:最高2,000万円 国内:最高2,000万円 |
海外:最高5,000万円 国内:最高5,000万円 |
買い物安心保険 | なし | 年間300万円まで | 年間500万円まで |
ETCカード | 年会費550円 ※初年度年会費無料、1年に1回以上ETC利用の請求があれば次年度無料 |
||
家族カード ※クレジットモードのみ |
年会費無料 | ||
三井住友カードつみたて投資 (SBI証券) |
最大0.5% | 最大1.0% | 最大3.0% |
ラウンジサービス | なし | 利用可 | 利用可 |
申込対象 | 日本国内在住の個人 | 日本国内在住で18歳以上の個人 ※クレジットモードは満20歳以上 |
Oliveフレキシブルペイのランクが上がるほど、付帯保険や特典が手厚くなる。どのランクを選ぶかはカードの年間利用額によって変わってくる。
例えば、年間100万円以上の支払いが予想されるのであれば、一般よりゴールドを選んだ方がメリットは大きいだろう。ゴールドでは年間100万円以上の利用で翌年から年会費が無料になるからだ。
プラチナプリファードは年会費が3万3,000円と高額だが、ポイント還元率が高く特典の内容が充実している。
例えば、年間300万円の利用があると、通常ポイントである3万ポイント(300万円の1%相当)プラス、継続特典の3万ポイントで合計6万ポイントがもらえる(※最大40,000ポイントまで)。
また、プラチナプリファードをSBI証券の積立投資の決済に利用すると、積立金額に対して最大3%の還元率になる。
ただし最大3%の還元率となるのはカードの年間利用額が500万円以上の場合のみだ。年間利用額が300万円以上500万円未満の場合は2%、300万円未満の場合は1%である。
したがって、例えばカードの年間利用額が500万円以上の人が月々10万円を積み立てると還元率3%が適用され、年間で3万6,000ポイントが付与される。
これらを総合すると、年間の利用額が300万円以上であれば、プラチナプリファードも選択肢となるだろう。
ナンバーレスなのでセキュリティ性が高いのも特徴
例えば、カードを落としてもカード番号などが漏洩するおそれが低くなる。
Oliveではさらに、セキュリティ対策として、「ご利用通知」「ご利用制限」「使いすぎ防止サービス」「ご利用可能額」という4つのサービスを提供している。これらのサービスの特徴は次のとおりだ。
ご利用通知 | カードを利用した利用先や日時、金額などを都度知らせる。 身に覚えのない利用もすぐに把握できる。 |
---|---|
ご利用制限 | すべての利用、もしくはタッチ決済やネットショッピング、 海外での利用を個別に制限することができる。 制限時にカードの利用があったタイミングで利用日や利用先、金額などを通知する。 |
使いすぎ 防止サービス |
1ヵ月の利用金額の合計が、指定した金額を超えた タイミングで指定金額到達日や利用先、利用累計金額などを通知する。 |
ご利用可能額 | カードの利用額を1回、1日、1ヵ月と細かく指定することができるので、 使いすぎの防止や不正利用の防止に役立つ。 |
三井住友銀行Oliveのメリット
三井住友銀行Oliveを申し込むことで得られるメリットには、次のようなものがある。
三井住友銀行Oliveでは、情報を1つに集約することで、複数のアプリを個別に操作する必要がなくなる。
そして、フレキシブルペイのカードを利用することで複数のカードを持ち歩く必要もなくなる。
OliveのVポイントアッププログラムでは、対象のコンビニ・飲食店でのご利用で、通常のポイント分を含んだ最大20%(※)の還元率も実現可能だ。
※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
複数の情報や支払いを一元化し、共通のポイントシステム(Vポイント)を活用することで、効率的にポイントを貯められる。
また、保険や証券など各分野に用意された特典を活用し、それによるメリットを他の分野にも広げられる点は、Oliveの大きな魅力といえる。
クレジットカードは原則として20歳以上しか作れないが、フレキシブルペイは未成年でも申し込める(クレジットモードは不可)のも特徴的だ。
多くの機能を一つのアカウントで管理できる
銀行口座、証券口座、クレジットカード、保険など、個人に関連する金融サービスは複数の分野にわたる。これらを個別に管理するには、それぞれにアプリやID、パスワードが必要になる。
例えば、金融サービスを次のように別々に管理している場合を考えてみよう。
・クレジットカード・・・オリコカード
・証券口座・・・楽天証券
・保険・・・日本生命
この場合、おのおのに対応するアプリである「三菱UFJ銀行」「eオリコアプリ」「iSPEED(楽天証券のアプリ)」「日本生命アプリ」をダウンロードする必要がある。セキュリティ上、それぞれに個別のIDとパスワードを設定した方がいいだろう。
一方、Oliveであれば三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリをダウンロードすれば、銀行口座、クレジットカード、証券口座、保険の情報をまとめて確認できる。
情報がまとまっていることで、日々の家計管理や投資の効率化も期待できる。
例えば、金融サービスを別々に管理している状態で、新たに株式を購入するケースを考えてみる。
この場合、まず三菱UFJ銀行アプリで銀行残高をチェックし、eオリコアプリで今月の引き落とし額を確認する。今月の家計に余裕があることを確認した後に三菱UFJ銀行アプリで楽天証券に振込み、iSPEEDで株式を購入、という流れになる。
一方、Oliveなら銀行口座残高やカード支払額がまとめて確認でき、証券アプリにもシームレスで遷移できるため、アプリ起動の手間が大幅に軽減される。
カードが1枚で済む
Oliveアカウントを持つと発行されるマルチナンバーレスカードでは、キャッシュカードの機能とフレキシブルペイの機能が一体となっている。
本来それぞれの機能を利用しようとすれば、キャッシュカードにクレジットカード複数枚、デビットカード、ポイントカードが必要になる。それがOliveでは1枚に集約されているのである。
Oliveでは、複数の金融サービスを統合することで、ポイントをVポイントに一本化している点も注目すべきポイントだ。
ポイントがVポイントに一本化されたことにより、ポイントが貯まりやすく、さらに管理も簡便になった。
ポイント還元が最大20%
※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
Oliveフレキシブルペイのクレジットモードの通常還元率は0.5%である。そこに次のようなポイントアップをいくつか上乗せしていくと最大20%となる。
②家族ポイント
③Vポイントアッププログラム
まず、対象のコンビニや飲食店でタッチ決済で支払うと、現物のカードのタッチ決済で+4.5%、スマホのタッチ決済で+6.5%ポイント還元率が上がる。つまり、スマホのタッチ決済を利用するとポイント還元率は7%だ(※)。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗など一部ポイント加算対象にならない店舗があります。
※通常のポイント分を含んだ還元率です。
次に、家族1人を登録するごとに、家族ポイントとして+1%ポイントが加算される。登録可能な家族は最大5名なので、ポイントの還元も最大+5%が上限だ。この時点で最大のポイント還元率は+12%となる。
さらに、「Vポイントアッププログラム」の利用により、SMBCグループの既存のサービスと組み合わせることで、最大8%還元率がプラスされる。Vポイントアッププログラムの対象サービスと還元率、そして達成条件は次の通りである。
対象サービス | 還元率 | 達成条件 |
---|---|---|
アプリログイン | +1% | Oliveアカウントに契約の上、 三井住友銀行アプリもしくはVpassアプリへ月1回以上ログイン |
Oliveアカウント の選べる特典 |
+1% | Oliveアカウントの選べる特典で 「Vポイントアッププログラム+1%」を選択 |
SBI証券 | 最大+2% | ・当月のVポイント投資で合計1万ポイント以上利用(+1%) ・当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が200万円以上(+1%) |
住友生命 | 最大+2% | 「Vitalityスマートfor Vポイント」に加入の上、Vitality健康プログラムを実施。 Vitalityステータスに応じてポイントアップ。 |
外貨預金 | 最大+2% | Oliveアカウントに契約の上、 ・当月中、円から外貨預金への預け入れ回数が1回以上(+0.5%) ・当月中、円から外貨預金への預入金額が5万円以上(+0.5%) ・外貨預金の毎月最終営業日の残高が1万米ドル相当額以上(+1%) |
住宅ローンの契約 | +1% | Oliveアカウント契約の上、住宅ローンの契約があること |
SMBCモビット | 最大+1% | OliveアカウントおよびSMBCモビットを契約の上、 Oliveアカウント契約口座を支払い方法に登録し、利用 |
Vポイントアッププログラムは対象サービスの利用状況によっては+8%を超えてしまうこともあるが、超えた場合も+8%が最大となる。
したがって、すべてのポイントアップを合計すると、最大20%のポイント還元率が受けられることになる。
特典が充実している
基本特典には、他行あて振込手数料無料、三井住友銀行本支店ATM24時間手数料無料、定額自動入金手数料無料、定額自動送金「きちんと振込」手数料無料の4つがある。
ほかの金融機関からの引落日は毎月5日または27日を選択できる。そして、原則引落日の4営業日後にOliveアカウントに入金される。
このサービスは、前述の定期自動入金サービスと組み合わせることで毎月の資金管理を自動化するのにも役立つ。
たとえば、Oliveの口座に自動で入金された資金を、きちんと振込みを使うことでほかの金融機関に送金できる。ローン返済や積立、引き落としなどに備えた送金が自動化できる。
選べる特典は、各種特典から毎月自由に選択する。
選択できる数は、一般とゴールドランクが1つ、プラチナプリファードランクは2つである。
月初3営業日の翌日から月末までに手続きをすれば、翌月から選んだ特典が適用される。変更の手続きがなければ当月選択していたものが翌月も自動選択される。
選べる特典の種類は、給与・年金受取特典、コンビニATM手数料無料、Vポイントアッププログラム、利用特典の4つだ。
また、給与や年金以外でも、毎月3万円以上の受け取りがあれば本特典を受けられる。そのため、基本特典の「定額自動入金」と組み合わせることで毎月200ポイント獲得することも可能だ。
未成年でも作れる
未成年が申し込む場合、中学生か15歳以上(中学生を除く)かによって申込者が異なる。中学生の場合、申し込みは親権者のみが可能だ。一方、15歳以上18歳未満の未成年は、本人からしか申し込みができない。
未成年がOliveアカウントを持つメリットは、現金を持ち歩かなくてもよくなるため、盗難に遭う心配が軽減されることだ。発行されるカードもクレジット機能は付帯していないため、支払い可能な金額を超えて使いすぎる心配もない。
三井住友銀行Oliveのデメリット
三井住友銀行Oliveを申し込むにあたっては注意すべきデメリットもある。具体的には次のような項目がデメリットとして挙げられる。
Oliveフレキシブルペイ(一般)の基本還元率は0.5%で、決して高いとはいえない。
Oliveはポイントアップ特典も豊富だが、人によっては他の高還元なクレジットカードを選んだほうがお得になる。
Oliveは、さまざまな金融サービスを一元管理できる点が大きなメリットだ。しかし、提供元は三井住友銀行であり、口座開設が必須となるため、クレジットカードや銀行口座などのサービスは三井住友フィナンシャルグループに偏ることになりる。
Oliveフレキシブルペイは国際ブランドがVisaしかない。したがって、すでにVisaのクレジットカードを持っていて別にMastercardやJCBのカードを持ちたい人にとっては選択肢から外れる。
また、ほとんどの機能をアプリ上で管理するため、通信状態によってはアクセスできないことも考えられる。通帳の閲覧やカード決済モードの変更はwebからしかできないため、電波状況などによってアクセスできず困ることがあるかもしれない。
これらのデメリットを把握した上で、Oliveに申し込むか検討するとよい。
基本のポイント還元率は高くはない
クレジットカードの中には、年会費無料であっても基本還元率が1.0%以上のものがある。
ただし、Oliveフレキシブルペイにはポイント還元率がアップする特典が豊富に提供されている。中には住宅ローンやSMBCモビットの契約などハードルが高いものもあるが、Vポイントアッププログラムなど一度設定すればずっと適用されるものもある。
さらに、対象店舗でスマホのタッチ決済にするなど、日常の買い物で気をつけていれば簡単にできるポイントアップもある。これらをうまく利用すれば、ポイ活目的にも十分に使えるだろう。
三井住友銀行の口座開設が必須
そのため、現在給与の振込口座や生活口座を別の銀行にしている場合、Oliveアカウントの開設とともに口座の数が増えて管理が煩わしくなるかもしれない。
Oliveでは手数料無料の定額自動入金を利用して他銀行からの入金フローを構築することはできる。しかしそれを手間と考えたり、そもそもカードの引き落とし口座を別管理したいと考えたりする人にとっては、新規に作るメリットは少ない。
一方、もともとのメインバンクが三井住友銀行か、口座を複数作って生活口座や投資口座に分けたい人などであれば、デメリットとはならない。
国際ブランドがVisaしかない
これは、フレキシブルペイがVisaの新しい決済機能を使用しているからだと考えられる。
ただし、Visaの加盟店数は約1億3,000万店(2023年9月30日時点)とされ、Mastercardと並び世界で最も利用できる店が多いクレジットカードである。したがって、Visaであるが故に不便を感じることは少ないだろう。
しかし、現在メインカードとしてすでに国際ブランドVisaのカードを利用しており、別の国際ブランドのカードを希望するという人にとっては、デメリットとなりえる。
通帳がweb通帳のみ
また、現在利用している三井住友銀行の口座をOliveアカウントに変更する場合、店番号と口座番号は現在のものを引き継ぐが、利用している紙の通帳はOliveに切り替えた後使用できなくなるので注意が必要だ。
ただしOliveアカウントのWeb通帳は、30年後もさかのぼって明細が見られるようになっている。これにより、紙の通帳を何冊も保管しておかなくてもよくなる。また、必要であればアプリから入出金明細の印刷をすることも可能だ。
したがって、Web通帳になってもそれほど不便を感じる場面は多くないかもしれない。
しかし、これまで口座の管理を紙の通帳で行い、今後もその方法を継続したい人や、念の為に紙の通帳を持っておきたいという人にとってはデメリットといえるだろう。
また、Oliveアカウントを解約した場合、過去の入出金明細は見ることができなくなる点は注意が必要だ。この点、紙の通帳なら解約しても記録を残せる。
通信状況が悪いとカード決済モードの変更ができない
良くも悪くもすべての機能をアプリ上にまとめているため、アプリが使えないとOlive自体が使えなくなる。
たとえば、通信状態が悪い地下や山奥に居たり、スマホの電源が切れていたりすると、フレキシブルペイ自体は使えるものの、支払い方法の切り替えができなくなる。
Oliveの申し込み方法
Oliveの申し込みは、基本的には三井住友銀行アプリで行う。既に三井住友銀行で口座を開設しているのであれば、アプリから切り替えを行うだけで最短即日にOliveアカウントに切り替わる。
三井住友銀行の口座を持っていない人は、まず口座を開設する必要がある。本人確認書類などが必要になるので準備しておこう。
Oliveアカウント開設までの期間は、スマホで本人確認をするかしないかによって異なるが、早くて即日、遅くても2週間程度である。
アプリが利用できない場合、ホームページや店頭窓口で開設することも可能だ。しかし、本人確認書類が2点必要になったり、印鑑が必要になったりするなど、必要なものが増えるため、三井住友銀行アプリでの開設が推奨されている。
ここでは三井住友銀行アプリを使ったOliveアカウントの開設方法を、三井住友銀行の口座を持っている場合と、持っていない場合に分けて詳しく紹介する。
三井住友銀行の口座を持っている場合
既に三井住友銀行の口座を持っている場合、Oliveアカウントの申込手順は次の通りである。
-
Step1. 三井住友銀行アプリをダウンロード
-
Step2. 三井住友銀行アプリにログイン
-
Step3. 「Oliveアカウントに切替」から申し込む
<Step1. 三井住友銀行アプリをダウンロード>
三井住友銀行アプリをインストールしていない人は、まず三井住友銀行アプリをダウンロードする。
三井住友銀行アプリを起動し、「ログイン画面へ」をタップする。
<Step2. 三井住友アプリにログイン>
SMBC IDを発行済みの人は、SMBC ID(メールアドレス)とパスワードでログインする。
一方、SMBC IDを未発行の人は、店番号・口座番号とログイン暗証でログインする。
※ログイン暗証は、申込代表口座のキャッシュカードの暗証番号、またはSMBCダイレクト申込時に登録した4桁の数字や、4桁から8桁の英数字。
<Step3. 「Oliveアカウントに切替」から申し込む>
画面中ほどにある「Oliveアカウントに切替」から申し込む。
この後、表示される選択肢にしたがってアカウントのランクを選ぶことで、Oliveアカウントへの切り替えが終了する。アカウントのランクを選ぶ画面は、次の「三井住友銀行の口座を持っていない場合」に載せるので参照してほしい。
このように、すでに三井住友銀行の口座を持っている人にとって、Oliveアカウントの開設は非常に簡単だ。
三井住友銀行の口座を持っていない場合
三井住友銀行の口座を持っていない場合、Oliveアカウントの申込手順は次のようになる。
-
Step1. 必要な書類と連絡先を準備する
-
Step2. 三井住友銀行アプリの「Oliveアカウントを申し込む」をタップする
-
Step3. 生年月日を入力し、カードランクやデザインを選ぶ
-
Step4. 個人情報を入力し、申込完了
<Step1. 必要な書類と連絡先を準備する>
事前準備として、Oliveアカウント申込にあたり必要なものを準備する。申込に必要なものは本人確認書類と連絡先だ。
本人確認書類 | 次のいずれか ・運転免許証(運転経歴証明書でも可) ・マイナンバー(顔写真付き) ・パスポート(2020年2月4日以降に申請されたものは使用不可) |
---|---|
連絡先 | SMSが利用可能な携帯電話とメールアドレス |
<Step2. 三井住友銀行アプリの「Oliveアカウントを申し込む」をタップする>
三井住友銀行アプリをダウンロードする。
三井住友銀行アプリのトップ画面に表示される「Oliveアカウントを申し込む(口座開設)」をタップする。
<Step3. 生年月日を入力し、カードランクやデザインを選ぶ>
生年月日などを入力後、アカウントランクとカードデザインを選ぶ。
<Step4. 個人情報を入力し、申込完了>
名前や住所など、個人情報を入力する。
以上で申込は完了である。スマホで本人確認を行えば申込から最速当日~1週間で口座開設が完了する。
三井住友銀行Oliveフレキシブルペイと他クレジットカードとの比較
Oliveフレキシブルペイと、同じSMBCフィナンシャルグループである三井住友カードが発行するナンバーレスカードを比較する。加えて、その他の代表的なクレジットカードについてもメリット、デメリットを比較する。
Oliveに興味はあるが、どのランクを申し込んでいいか判断がつかない人もいるだろう。ぜひランク選びの参考にしてほしい。
Oliveフレキシブルペイ(一般)と三井住友カード(NL)の比較
カード | Oliveフレキシブルペイ (一般) |
三井住友カード (NL) |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
国際ブランド | Visa | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 (基本〜最大) |
0.5%〜20%※ | 0.5%〜20% |
積立還元率 | 0.5% | 0.5% |
旅行傷害保険 | 最高2,000万円の 海外旅行傷害保険 |
最高2,000万円の 海外旅行傷害保険 |
買い物保険 | なし | なし |
支払い方法 | クレジットモード デビットモード ポイント払いモード 追加した支払いモード |
クレジットカード |
引落口座 | 三井住友銀行のみ | 三井住友銀行以外も可 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
三井住友カード(NL)は、カード番号や有効期限などのカード情報をVpassアプリで簡単に確認できる。VpassアプリではOliveフレキシブルペイ(一般)の情報も確認できるので、カード情報の確認方法はどちらのカードも同じである。
年会費が永年無料であることや、海外旅行傷害保険が最高2,000万円まで付帯していることなどもOliveフレキシブルペイと共通だ。
また、基本還元率が0.5%で、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済で支払うと最大7%のポイント還元(※)を受けられ、そして家族ポイントやVポイントアッププログラムが適用される点もOliveフレキシブルペイ(一般)と同じである。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
しかし、この2枚のカードには若干の相違点もある。
まず、三井住友カード(NL)の国際ブランドはVisaとMastercardが選べるのに対し、Oliveフレキシブルペイ(一般)の国際ブランドはVisaのみである。
VisaとMastercardはどちらも世界中に1億3,000万店の加盟店を持つが、使える地域に若干差がある。Visaが北米地域に強いのに対し、Mastercardはヨーロッパ圏に強いといわれている。
また、コストコで使えるのもMastercardのみだ。コストコはアメリカ発祥の会員制倉庫型店で、広大な売り場面積をもつ店舗に、鮮魚や肉類、野菜といった食料品をはじめ、家電品やアウトドア用品、生活雑貨などありとあらゆるものがそろっている。
三井住友カード(NL)とOliveは支払い方法も異なる。Oliveフレキシブルペイは、上述の通りクレジット、デビット、ポイント払い、追加した支払いが1枚のカードに搭載されているが、三井住友カード(NL)はクレジット機能のみである。
三井住友カード(NL)利用者がデビット払いやポイント払いを行おうと思えば、単純にデビットカードとポイントカードの2枚が余分に必要になる。持ち歩くカードの枚数が増える分、カードの管理が煩わしいと感じる人もいるだろう。
ただし、Oliveフレキシブルペイでは、クレジットモードやデビットモードの切り替えをアプリで行う。したがって、通信障害や電池切れ、または電波の届かない場所では切替えがうまくできないおそれがある。
また、そもそもデビットカードを使う予定がない人や、都度アプリで切り替えるよりカードを複数枚持って使い分ける方が便利と感じる人もいるだろう。この辺りは好みによるといえる。
もう1つ、2枚のカードの大きな違いは、Oliveフレキシブルペイ(一般)の引落口座が三井住友銀行の口座しか選べないのに対し、三井住友カード(NL)の引落口座は三井住友銀行以外からも選べる点だ。
三井住友銀行がメインバンク、もしくはメインバンクにする予定であればOliveフレキシブルペイ(一般)で問題ないが、そのほかの銀行をメインで使っている場合は、無料の定期自動入金サービスや手動での振込などで資金を移動する必要がある。
三井住友カード(NL)は引落口座を自由に選べるため、現在三井住友銀行以外の口座を利用している人でも、カードを作ればすぐに利用を開始できるというメリットがある。
・複数のカードを持ち歩くのが面倒だと感じる人
・銀行口座や投資情報との連携を良くしたい人
・Mastercardでカードを作りたい人
・デビットカードやポイント払いは別に管理したい人
Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)と三井住友カードゴールド(NL)の比較
カード | Oliveフレキシブルペイ (ゴールド) |
三井住友カード ゴールド(NL) |
---|---|---|
年会費 | 通常5,500円 ※年間100万円の利用で 翌年以降の年会費永年無料 |
通常5,500円 ※年間100万円の利用で 翌年以降の年会費永年無料 |
国際ブランド | Visa | Visa、Mastercard |
ポイント還元率 (基本〜最大) |
0.5%〜20%※ | 0.5%〜20% |
積立還元率 | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜1.0% |
旅行傷害保険 | 海外:最高2,000万円 国内:最高2,000万円 |
海外:最高2,000万円 国内:最高2,000万円 |
買い物保険 | 年間300万円 | 年間300万円 |
支払い方法 | クレジットモード デビットモード ポイント払いモード 追加した支払いモード |
クレジットカード |
引落口座 | 三井住友銀行のみ | 三井住友銀行以外も可 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
三井住友カードゴールド(NL)は、三井住友カード(NL)の上位カードである。年会費、ポイント還元率、旅行傷害保険、買い物保険などにおいて、Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)と共通する点は多い。
どちらも年会費は通常5,500円かかるが、1年間の利用料金が100万円を超えると、以降の年会費が永年無料になる。つまり月間9万円程度の利用が見込めるのであれば、Oliveフレキシブルペイ(一般)や三井住友カード(NL)を持つより得になる。
保険においては、最大2,000万円まで補償される海外・国内旅行傷害保険のほか、年間300万円まで補償される買い物保険が付帯し、いずれもゴールドカードに相応しい充実した内容となっている。
ただし一般カードと同じく、Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)は国際ブランドをVisaしか選べない。したがって、すでにVisaを利用しており、別にMastercardのカードを作りたい人は三井住友カードゴールド(NL)が選択肢となるだろう。
・国内旅行や国内の出張によく行く人
・現在三井住友銀行をメインバンクに使っている人、もしくはメインバンクに使う予定の人
・複数のカードを持ち歩くのが面倒だと感じる人
・銀行口座や投資情報との連携を良くしたい人
・国内旅行や国内の出張によく行く人
・メインバンクに三井住友銀行以外の口座を利用している人
・Mastercardでカードを作りたい人
・デビットカードやポイント払いは別に管理したい人
Oliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード)と三井住友カード プラチナプリファードとの比較
カード | Oliveフレキシブルペイ (一般) |
三井住友カード プラチナプリファード |
---|---|---|
年会費 | 3万3,000円 | 3万3,000円 |
国際ブランド | Visa | Visa |
ポイント還元率 (基本〜最大) |
1.0%〜20% | 1.0%〜20% |
クレカ積立 ポイント付与率 |
プラチナプリファード:最大3.0% ゴールド:最大1.0% 一般:最大0.5% |
1.0〜3.0% |
旅行傷害保険 | 海外:5,000万円 国内:5,000万円 |
海外:5,000万円 国内:5,000万円 |
買い物保険 | 年間500万円まで | 年間500万円まで |
支払い方法 | クレジットモード デビットモード ポイント払いモード 追加した支払いモード |
クレジットカード |
引落口座 | 三井住友銀行のみ | 三井住友銀行以外も可 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
三井住友カードプラチナプリファードは三井住友カード(NL)の最上位ランクのカードである。Oliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード)と比べ、基本スペックは共通するものが多い。
どちらのカードも海外・国内旅行傷害保険ともに5,000万円まで補償されるほか、基本ポイント還元率が1.0%、SBI証券で投資信託を積み立てることで得られるポイント付与率も1.0〜3.0%である。
三井住友カードプラチナプリファードでは国際ブランドがVisaしか選べなくなっている点もOliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード)と同じである。
・現在三井住友銀行をメインバンクに使っている人、もしくはメインバンクに使う予定の人
・複数のカードを持ち歩くのが面倒だと感じる人
・銀行口座や投資情報との連携を良くしたい人
・メインバンクに三井住友銀行以外の口座を利用している人
・デビットカードやポイント払いは別に管理したい人
三井住友カード プラチナプリファードに申し込む
(公式サイト)
Oliveフレキシブルペイ(一般)と楽天カードとの比較
カード | Oliveフレキシブルペイ (一般) |
楽天カード |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
国際ブランド | Visa | Visa、Mastercard、JCB、 AmericanExpress |
ポイント還元率 (基本〜最大) |
0.5%〜20%※ | 1.0%〜17.5% |
旅行傷害保険 | 最高2,000万円の 海外旅行傷害保険 |
最高2,000万円の 海外旅行傷害保険 |
買い物保険 | なし | なし |
支払い方法 | クレジットモード デビットモード ポイント払いモード 追加した支払いモード |
クレジットカード |
引落口座 | 三井住友銀行のみ | 三井住友銀行以外も可 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
楽天カードは楽天グループの楽天カード株式会社が発行するクレジットカードである。株式会社三井住友銀行が提供するOliveフレキシブルペイ(一般)と同じく、年会費無料だ。
楽天カードが人気の理由は、基本ポイント還元率が1.0%と高還元であることだ。一方、Oliveフレキシブルペイ(一般)の還元率は0.5%だ。
楽天カードには、楽天銀行や楽天モバイル、楽天証券などグループ内のサービスを利用することで楽天市場での還元率が最大17.5%に上昇するSPU(スーパーポイントアップ)プログラムがある。
一方Oliveフレキシブルペイ(一般)では、SMBCグループやSBI証券のサービスの利用状況により、対象のコンビニ・飲食店での利用の際に通常のポイント分を含んだ最大20%(※)ポイントが還元されるVポイントアッププログラムがある。
※対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。
Oliveフレキシブルペイ(一般)のVポイントアッププログラム対象のコンビニ・飲食店の例は次の通りだ。
・セブン‐イレブン
・ポプラ
・ミニストップ
・ローソン
・マクドナルド
・モスバーガー
・サイゼリヤ
・ガスト
など
楽天モバイルや楽天証券、楽天市場など楽天グループのサービスを使う機会が多い人(いわゆる楽天経済圏の人)には楽天カードが向いている。
一方、SMBCグループのサービスやSBI証券を利用している人や、Vポイントアッププログラム対象のコンビニや飲食店を多く利用する人は、Oliveフレキシブルペイ(一般)が向いている。
楽天カードの国際ブランドはVisa、Mastercardに加え、JCBやAmericanExpressから選べ、選択肢が広い。一方、Oliveフレキシブルペイ(一般)で選べる国際ブランドはVisaのみだ。
保険に関しては、海外旅行傷害保険が最大2,000万円付帯しており、同じ年会費無料のOliveフレキシブルペイ(一般)と同等の内容となっている。
・Vポイントアッププログラム対象のコンビニや飲食店を多く利用する人
・クレジットやデビットカードなど、カード類を1つに集約したい人
・メインバンクが三井住友銀行の人
・メインバンクが三井住友銀行以外の人
・基本還元率が高いカードを持ちたい人
・Visa以外の国際ブランドを選びたい人
Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)とエポスゴールドカードとの比較
カード | Oliveフレキシブルペイ (ゴールド) |
エポスゴールドカード |
---|---|---|
年会費 | 通常5,500円 ※年間100万円の利用で 翌年以降以降の年会費永年無料 |
通常5,000円 ※年間50万円の利用で 翌年以降以降の年会費永年無料 |
国際ブランド | Visa | Visa |
ポイント還元率 (基本〜最大) |
0.5%〜20%※ | 0.5%〜1.5% |
旅行傷害保険 | 海外:最高2,000万円 国内:最高2,000万円 |
海外:最高5,000万円 |
買い物保険 | 年間300万円 | なし |
支払い方法 | クレジットモード デビットモード ポイント払いモード 追加した支払いモード |
クレジットカード |
引落口座 | 三井住友銀行のみ | 三井住友銀行以外も可 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
エポスゴールドカードは年間50万円の利用で翌年以降の年会費が無料になるのが特徴である。条件となる金額が低く達成しやすい。
エポスゴールドカードの基本ポイント還元率はOliveフレキシブルペイ(ゴールド)と同じく0.5%と高くはないが、300以上ある対象ショップの中からよく行く店を3店まで登録でき、登録した店での買い物はポイントが3倍(1.5%)になる。
また、マルイのネット通販やマルイ・モディでクレジットカードを利用すると、10%のポイントが付与される「10%ポイントプレゼント5DAYS」が不定期で開催されている。
保険に関しては、海外旅行傷害保険が最大5,000万円と高額の補償が受けられる半面、国内旅行傷害保険は付帯していない。
一方Oliveゴールドは補償される金額に関しては最大2,000万円と低いものの、海外だけでなく国内旅行傷害保険も付帯している。
・海外旅行傷害保険だけでなく、国内旅行傷害保険も希望する人
・クレジット、デビット、ポイント払いなどの支払い方法を選びたい人
・海外旅行・出張がメインで、国内旅行傷害保険が必要ない人
・丸井グループでよく買い物をする人
・メインバンクが三井住友銀行以外の人
Oliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード)とセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードとの比較
カード | Oliveフレキシブルペイ (プラチナプリファード) |
セゾンプラチナ・アメリカン・ エキスプレス・カード |
---|---|---|
年会費 | 3万3,000円 | 2万2,000円 |
国際ブランド | Visa | AmericanExpress |
ポイント還元率 (基本〜最大) |
1%〜20% | 0.75%〜1% |
旅行傷害保険 | 海外:5,000万円 国内:5,000万円 |
海外:1億円 国内:5,000万円 |
買い物保険 | 年間500万円まで | 年間300万円まで |
支払い方法 | クレジットモード デビットモード ポイント払いモード 追加した支払いモード |
クレジットカード |
引落口座 | 三井住友銀行のみ | どの銀行でも可 |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは特に旅行に関連する特典が豊富なのが特徴だ。
国内の主要ラウンジはもちろん、145以上の国の1,500ヵ所以上の「海外空港ラウンジ」を利用できる。国際線利用時は手荷物を1個まで無料で自宅に宅配してくれるので、重い荷物を持つことなく快適に移動できる。
海外旅行傷害保険も最高1億円まで補償される。Oliveフレキシブルペイ(プラチナプリファード)の海外旅行傷害保険の補償金額は最大5,000万円だ。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードではそのほか、対象レストランを2名以上で予約すると1名分のコース料金が無料になる「招待日和」や、ホテル客室アップグレード、朝食無料など、プラチナに相応しいサービスが受けられる。
・カードの特典でポイント還元を重視する人
・クレジット、デビット、ポイント払いなどの支払い方法を選びたい人
・旅行や出張時の移動や宿泊を快適にしたい人
・メインバンクが三井住友銀行以外の人
Q&A
Oliveフレキシブルペイの支払いには、クレジットモード、デビットモード、ポイント払いモードがあるが、クレジットモードの利用には通常のクレジットカード審査と同様に必ず審査がある。
18歳以上の場合、Oliveアカウントへの切り替えにはクレジットモードへの申し込みが必要になるので、審査は必ず行われる。
逆に、18歳未満の場合はクレジットモードには申し込むことができない。この場合、利用できる支払いはデビットモードとポイント払いモードとなるので、原則審査は行われない。
ただし、18歳未満で申し込めるのはOliveフレキシブルペイ(一般)のみで、ゴールドとプラチナプリファードは申し込みすることができない。
まとめると、Oliveフレキシブルペイ(一般)では18歳以上、ゴールドもしくはプラチナプリファードでは全員に審査が行われる。
Oliveフレキシブルペイ(ゴールド)の年会費無料条件は、カードの利用金額によってのみ決まる。
2023年3月1日から2024年2月29日までに三井住友カードゴールド(NL)から切り替えた場合は年会費永年無料特典を引き継げたが、現在この措置は終了している。
一般は永年無料、ゴールドは5,500円(税込)、プラチナプリファードは3万3,000円だ。なお、ゴールドは年間100万円以上の利用で入会年の翌年以降、永年無料になる。
カードは申込から1〜2週間程度で届出住所に転送不要の簡易書留で送られる。2週間経っても届かない場合は、不在通知などを確認し、原因がわからなければ三井住友銀行に連絡すると良いだろう。
Oliveの引き落とし口座として設定できるのは三井住友銀行の口座のみである。他銀行口座からの引き落としを希望するのであれば、三井住友カード(NL)や他のクレジットカードを検討しよう。
三井住友銀行の口座を利用している人がOliveアカウントに切り替える場合、現在の店番号と口座番号は引き継がれる。ただし、通帳やキャッシュカードなどには変更がある。
通帳に関してはWeb通帳のみとなり、紙の通帳は利用できなくなる。
また、Oliveアカウント切り替え後は、マルチナンバーレスカードが発行されるため、それに伴い現在使用しているキャッシュカード類(普通預金キャッシュカード、デビット一体型キャッシュカード、クレジットカード一体型キャッシュカードなど)は利用できなくなる。
Oliveアカウントの開設条件は日本国内在住の個人となっているため、海外在住の人が開設して利用することはできない。
ただし、Oliveアカウントを開設している人がOliveフレキシブルペイを海外で使用することはできる。国際ブランドはVisaであり、世界中の約1億3,000万店で利用が可能だ。
また、「Visa」または「Plus」マークのついたATMで、Oliveアカウントから海外の現地通貨を引き出すこともできる。この場合、設定中の支払いモードに関わらず、デビットモードでの利用となる。
まず、Oliveアカウント新規開設&1万円以上入金、またはOliveアカウント切替&3万円以上入金で1,000ポイント付与される。
また、SBI証券の口座を開設し、三井住友カードでの積立+対象商品の取引などで、最大1万6,600円相当のポイントがもらえる。
他にも、Oliveアカウント紹介した人、紹介された人双方に1,000円相当のポイントがプレゼントされるなど、キャンペーンが多数展開されている。
Oliveは過去にもさまざまなキャンペーンが展開されており、今後も新たなキャンペーンが提供されることが見込まれるので、公式サイトをチェックしてみてほしい。
■保有資格:日本FP協会認定AFP
■保有資格:日本FP協会認定AFP
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