富裕層には、富裕層ならではの考え方、お金に対する哲学がある。これまでお届けした記事の中から、お金持ちの考え方や行動原理がわかる人気記事4本を紹介しよう。
なぜ富裕層はフェラーリなどの「超高級車」を所有するのか
富裕層がフェラーリやポルシェなどの超高級車を所有するには、富裕層ならではの理由がある。主な理由の一つが「節税」だ。法人名義でクルマを購入した場合、購入費用は経費扱いになり、支払う法人税が減って節税になるのだ(7月21日配信)。
また、フェラーリをはじめとした超高級車はその希少性ゆえに値崩れしにくく、中古市場で、高値で売却しやすいという特徴がある。なかには逆に値上がりし続けている車種もあり、一部のクルマ好きの富裕層の間では、投資目的でクルマを購入する「クラシックカー投資」も行われている。
さらには、超高級車のオーナー(所有者)のみが参加できるコミュニティが数多く存在しており、超高級車を所有することがコミュニティへの参加チケットになっていることも、購入の理由の一つだ。
「お金持ちはこう考える」富裕層に共通の5つの考え方
「『お金持ちはこう考える』富裕層に共通する5つの考え方」では、自らの力で富を築いた人にはある共通する思考があることを紹介(7月23日配信)。
その5つとは……
1 夢や目標を明確に設定している
2 常に学び続けている
3 時代の変化に対応できる
4 有益な人と付き合う
5 買い物は「価格」より「価値」を重視する
一方、お金がたまらない人は、富裕層の考えとは真逆で、無計画で明確な目標がない、行動力がなく先延ばしをする、買い物は価格を重視するといった傾向があるようだ。
富裕層が密かに行う一代飛ばし
庶民にはあまり関係のないことだが、お金がある人ほど頭を悩ませるのが税金だ。7月11日配信の「富裕層が密かに行う一代飛ばし」では、多くの富裕層が密かに行っている節税対策を紹介した。
「一代飛ばし」とは、相続税負担を圧縮する節税策のこと。その名の通り資産承継を一代飛ばすことを指す。例えば、資産家の祖父が自分の孫を養子にして、自分の子どもだけでなく孫にも資産を相続させるというもの。
相続税の最高税率は55%で、1回分スキップできるメリットは非常に大きい。実は、「一代飛ばし」は富裕層の間では比較的ポピュラーな相続税対策。養子縁組された孫は、戸籍を変更するだけで元の名字で生活することが一般的で、父方の祖父母の養子になった場合は、名字変更すら生じない。「一代飛ばし」を行っても、周りが気つくことはほとんどない。「一代飛ばし」はまさに一般の人が知らない、お金落ちの節税アイデアなのだ。
富裕層シニアが老後で気をつけるべきこと
「60歳平均貯金額3026万円でも老後は不安? 富裕層シニアもすべきこと」(7月17日配信)では、60歳で3000万円以上の貯金がある、いわば富裕層シニアでも、65歳以上も充実した生活を送るためには、貯蓄だけで生活を賄うことが難しい現実を紹介している。
貯蓄がある人も、安心せずに「再雇用や再就職についても調べておく」「株式や投資信託で運用を始める」といった対策も肝心だ。
文/編集・dメニューマネー編集部
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