ガソリン代が安い県・高い県はどこ?価格が高騰している理由に迫る【まとめ】

2021/12/14 08:30

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新型コロナウイルスの影響で移動しづらい現状、ガソリン需要が縮小しているはずですが、ガソリン価格の高騰が問題になっています。ただこれは日本だけではないようです。イギリスでは「国内で運営するガソリンスタンドの約3割で販売する主要燃料がなくなっている」と石油大手BPが明らかにしていますす(ロイター)。 ただイギリスの場合は、

新型コロナウイルスの影響で移動しづらい現状、ガソリン需要が縮小しているはずですが、ガソリン価格の高騰が問題になっています。ただこれは日本だけではないようです。イギリスでは「国内で運営するガソリンスタンドの約3割で販売する主要燃料がなくなっている」と石油大手BPが明らかにしていますす(ロイター)。

ただイギリスの場合は、トラック運転手の不足により、製油所からの燃料輸送が困難になっている中で、パニック買いが起きているためだといい、事情は日本とは異なるのかもしれません。注目のガソリン問題について紹介した記事をまとめました。

 検証1【高騰】リッター200円突破?なぜガソリン価格は高騰しているのか

ドライバーにとっては憂鬱な日々が続いています。レギュラーガソリンの平均価格が1リットル150円台からなかなか下がらないからです。しかも、ガソリン価格は今後下がるどころか、もっと高騰するかもしれない……。リッター200円を突破する日も近いかも?

ガソリン価格の変動のメカニズム

ガソリン価格は原油価格と相関関係にあり、この原油価格は主に需要と供給のバランスのよって決まります。簡単に言えば、需要が多いのに供給が少なければ、価格は上がりやすい。逆に、需要が少ないのに供給が多ければ、価格は下がりやすい……はずです。

冒頭、リッター200円を超える可能性について触れたのは、今後、需要が増えるのに供給が減るという状況が深刻化する可能性があるからです。どうしてこうした状況が起きる可能性があるのでしょうか?

リッター200円が現実味を帯びている理由

需要が増えそうな理由は、世界中で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、人々の移動が活発になるからです。人々の移動が増えるということは、飛行機や自動車の燃料消費が増えることを意味します。つまり、原油の需要は高まります。

供給が減りそうな理由は、産油国が多い中東の情勢が不安定さを増しているからです。イスラム主義組織「タリバン」が制圧したアフガニスタンは産油国ではありませんが、アフガニスタン発で中東情勢が一気に悪化すれば、産油国からの石油供給が不安定になる可能性があると言えます。

こうしたことが同時に起きれば、原油価格が一気に上がり、ガソリン価格もつられて高騰する可能性は十分にあるでしょう。「リッター200円」というのは、決して非現実的な話ではないと言えそうです。

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【高騰】リッター200円突破?なぜガソリン価格は高騰しているのか

検証2 都道府県のガソリン代格差・全国イチ高いのは意外な県?

旅先や引っ越し先で、ガソリン代の違いに驚いた経験がある人は多いでしょう。全国的にガソリン代が高騰している今、リッター160円を超える県がある一方で、リッター140円を切る県もあります。これから住む場所を決めるなら、ガソリン代の違いや格差が生まれる理由を知っておくといいかもしれません。

主要都市のガソリン代は?

まず、東京都・大阪府・愛知県のレギュラーのガソリン代を見てみましょう。

東京150.11円
大阪154.06円
愛知147.74円
(出典:e燃費、2021年9月25日時点、直近30日の看板価格データをもとにした都道府県平均。以下同)

大阪府と愛知県では、リッター約6円差があります。なお、全国平均は151.3円なので、東京都も平均より安いと分かります。

ガソリン代が高い県トップ3

続いて、レギュラーのガソリン代が高い県を見ていきましょう。

香川県163.33円
山梨県161.20円
長崎県161.00円

リッター160円を超えているのは、香川県・山梨県・長崎県の3県です。その他、長野県や大分県、石川県もガソリン代が高い傾向があります。

次は安い県トップ3を見てみましょう。

ガソリン代が安い県ベスト3

レギュラーのガソリン代が安い県は次の通りです。

秋田県139.00円
岩手県144.50円
宮崎県145.00円

リッター140円を切るのは秋田県だけです。リッター150円を切る県は、新潟県や千葉県、和歌山県など、他にも13県あります。

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都道府県のガソリン代格差・全国イチ高いのは意外な県?

検証3 ガソリン代が一番高い県、一番安い県はどこ?なぜ価格が高騰しているのか?

上で紹介した記事は9月25日時点ですが、8月はまた状況が異なっています。2021年8月23日付のデータでは以下のとおりとなっていました。なお全国平均は158.2円です。

経済産業省資源エネルギー庁が毎週発表している石油製品価格調査をもとに、レギュラーガソリン代が安い都道府県ランキングトップ5を調べてみた。なお、。

レギュラーガソリン代が安い都道府県TOP5

順位 都道府県名 レギュラー価格
1位 埼玉県 151.6円
2位 宮城県 152.4円
3位 岩手県 153.4円
4位 青森県 153.6円
5位 秋田県 153.6円

1位は関東地方の埼玉県ですが、2~5位は東北勢が占める結果となっています。埼玉県は1都6県で構成される関東地方の中では最安値の常連といい、全国平均と比較すると6.6円安い結果です。

レギュラーガソリン代が高い都道府県TOP5

同様に、レギュラーガソリン代が高い都道府県ランキングトップ5はこのようになっています。

順位 都道府県名 レギュラー価格
1位 長崎県 167.5円
2位 鹿児島県 167.1円
3位 大分県 164.9円
4位 長野県 164.2円
5位 山形県 163.7円

九州3県がトップ3を占める結果です。4位は中部地方の長野県、5位は東北地方の山形県と、各エリアの価格差には地理的な要因だけでは説明しきれない「何か」がありそうです。

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ガソリン代が一番高い県、一番安い県はどこ?なぜ価格が高騰しているのか?

編集・dメニューマネー編集部

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(2021年9月28日公開記事)