「老後破産」という言葉をニュースでよく見聞きするようになりました。早めに対策を始めて、老後にお金が足りなくなるような事態は避けたいものです。そのために知っておくべきこと、老後破産に陥らないために読んでおきたい記事をまとめました。
銀行員は見た!老後破産する夫婦としない夫婦の決定的な違い3選
「老後資金は足りるのだろうか……」、このように不安に思っている方もいるでしょう。老後資金を現役時代から計画的に準備しなければ、老後破産してしまう恐れがあります。この記事では、元銀行員の筆者が老後破産する夫婦としない夫婦の決定的な違いを紹介します。
1 お金に関してオープンに会話できているか
お金に関してオープンに会話ができない夫婦は老後破産しやすいといえるでしょう。収入や貯蓄がどれくらいあるかお互いに理解できていないと、期待しすぎて、蓋をあけたら全然貯蓄できていないというケースも考えられます。
2 老後の年金額を理解しているか
夫婦合わせてどれぐらいの年金をもらえるか把握しているでしょうか。老後の収入を把握しておくことは非常に大事です。
年金を多く見積もりすぎ、老後生活がはじまってから年金だけでは足りないことに気付くようでは、老後破産に陥ってしまいます。
3 浪費癖があるか
老後の収入は年金に限られる人が大半でしょう。収入が限定されるため、浪費癖がある方は注意が必要です。
当てはまる人は要注意!老後破産に陥る3つの原因
老後の生活で苦しむ方が増えています。その原因としては、「思ったほど年金がもらえなかった」「貯金を使いすぎてしまった」ということがあるでしょう。過去に銀行で働いていた筆者が、老後破産に陥る3つの原因を考えます。
1 ライフプランを立てていない
老後に必要な金額の試算をせずに、行き当たりばったりのお金の使い方をするのは危険です。まず、老後いくら年金が受給できるのか、老後必要になる生活費を算出します。
年金で生活費をカバーできればいいですが、できない場合はその分を現役時代に貯めておく必要があります。老後になってから収入を得るのは難しいので、なるべく多めに確保しておくと安心です。
2 見栄を張りすぎる
収入に見合っていないお金の使い方をしていると、老後資金を残せなくなってしまいます。ブランド品や外食、旅行など贅沢したい気持ちはわかりますが、浪費癖がつけば老後も苦労することになります。
3 貯蓄をする習慣がない
貯蓄は意外と難しいものです。貯蓄してもすぐに使ってしまう人は注意しましょう。実際に、収入が低くてもコツコツ貯蓄ができる人のほうが資産形成に成功しているケースもあります。
老後破産を招く?40代の間違ったお金の習慣4選
40代で、ある程度貯蓄がある方は老後も大丈夫と思っていないでしょうか。しかし、そううまくいくとは限りません。老後破産を防ぐために、40代だからこそ気を付けたい「間違ったお金の習慣」を4つピックアップして解説します。
1 今の生活費やもらえる年金額がわからない
「老後」はある日突然やってくるわけではありません。今の生活が毎日続いて気づけば老後になります。「今はお金に困っていない」「節約を頑張っているから大丈夫」というだけでは老後の備えとしては不十分です。
2 健康年齢を伸ばす努力をしていない
残念ながら国からの年金だけで生活するのは難しいという人が多いのが現状です。老後破産を防ぐには長く働き続ける必要があります。つまり健康への注意が欠かせません。
3 家族や職場・地域とのかかわりが少ない
日々の生活では自分や同居の家族だけでなく別居の家族や職場、地域など多くの人とかかわることになります。突然親の介護が必要になったり、想定外に子どもの教育費がかかったりする場合、周囲の協力が得られるかどうかは重要なポイントでしょう。
4 お金を貯める意識が低い
現時点である程度余裕があるのに、積極的に貯蓄をしていないという人もいるでしょう。貯蓄は「余ったから貯める」ではなく貯めるという意識を持つことが大切です。
編集・dメニューマネー編集部
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