「ハイスペック美女」が意外と結婚できない理由

2022/03/06 22:00

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お金で買えないものはない?「恋愛×マネー」研究 第18回 本連載では、恋愛におけるさまざまなシーンを題材にし、マネー・お金を軸にした見方・考え方を検証。物心両面で満ち足りた、自分の理想の暮らしを手にするための戦略を考察していきます。 前回(第17回)は、「夫婦の収入ポテンシャルを最大限発揮させる方法」について考えてきま

お金で買えないものはない?「恋愛×マネー」研究 第18回

本連載では、恋愛におけるさまざまなシーンを題材にし、マネー・お金を軸にした見方・考え方を検証。物心両面で満ち足りた、自分の理想の暮らしを手にするための戦略を考察していきます。

前回(第17回)は、「夫婦の収入ポテンシャルを最大限発揮させる方法」について考えてきました。今回(第18回)は、「ハイスペック美女が意外と結婚できない理由」について見ていきましょう。

50歳を超えても男性の4人に1人が、女性の6人に1人が未婚

日本は晩婚化が進んでいます。50〜54歳男性の未婚率は26.6%、50〜54歳女性の未婚率は16.5%でした(「令和2年国勢調査 人口等基本集計」2021年11月30日発表)。

ちなみに、この数字に「離婚者」や「配偶者と死別した人」は含まれていません。純粋な未婚率です。つまり、現代の日本は、50歳を超えても男性の4人に1人が、女性の6人に1人が結婚できていないというわけです。

ここからは筆者の印象論にはなりますが、婚活市場で人気が高いように思われる「ハイスペック美女」も意外と結婚にたどり着けていません。

「ハイスペック美女」とは、容姿端麗であるだけではなく、頭脳明晰で、一流大学を卒業し、一流企業に就職していたり、高度な専門職に就いていたりするような女性です。女医や女性弁護士などはその典型例でしょう。

「ハイスペック美女」が意外と結婚できない理由

容姿端麗で経済力も社会的信用もあるハイスペック美女は、なぜ意外に結婚できないのでしょうか(もちろん、素敵なパートナーを見つけて幸せな生活を送っているハイスペック美女も多いでしょうが、本稿はあくまで筆者の個人的見解ということでご容赦ください)。

例えば、以下のような理由が想定されます。

(1) 恋愛と仕事のどちらかを選ばないといけない場合、仕事を選ぶことが多く、結婚まで成就しないことが多い

(2) 高収入であるため、自分よりも低い年収の男性と結婚するメリットが薄い

(3) 裕福な家庭で育っていることが多く、親の高い経済力が基準となっているため、一般的な男性の経済力では満足しにくい

親の経済力が阻害要因になるケースも

(1)はバリキャリウーマンの宿命とも言えます。一流企業で出世競争に打ち勝っていくためには、「19時からデートなので、今日は18時であがらせてもらいま〜す」では話になりません。高度な専門職に就いている場合も同様です。

世の中を見渡せば分かるように、「ハイスペック男性+専業主婦(もしくは低所得女性)」の夫婦はいても、「ハイスペック女性+専業主夫(もしくは低所得男性)」の夫婦は滅多にいません。男女差別の意図は一切ありませんが、少なくとも日本においては、女性は結婚相手に「自分と同等以上の年収」を求める傾向にあると言えます。

しかし、自分と同等以上の年収である男性の数は限られており、そのような男性はレッドオーシャンです。(1)のように、恋愛にコミットできないハイスペック美女が、一般女性に敗れることは往々にして起こります。

また、本連載の第16回(指原莉乃さんが「結婚する相手には財産分与を放棄させる」と言う理由)で指摘したように、高所得者には大きな結婚リスクがあります。聡明なハイスペック美女のなかには、そのことに気がついている人もいますので、なおさら自分より年収が低い男性との結婚に踏み切れません。

ハイスペック美女を生む家庭は裕福であるケースが多く、(3)のように、親の経済力が阻害要因になってしまっているケースもあります。筆者のまわりには数多くの「資産の御令嬢」がいますが、「彼氏として付き合うには素敵な人だが、結婚するかというと話は別」というケースが散見されます。結婚は家と家の結びつきですから、特に資産家ファミリーは結婚相手を慎重に見極める傾向があります。

歳を取れば取るほど、結婚相手に求める条件が高くなる?

人間は歳を取れば取るほど経験を重ねていきますので、歳を取れば取るほど、未婚女性が結婚相手に求める条件は高くなるようです。

婚活市場を冷静に見渡すと、歳を取れば取るほど条件を下げるべきなのですが、現実はそうなっていません。そして、ハイスペック美女は、自分のスペックが高い分、余計に「結婚相手に求める条件」が高くなる傾向があります。

しかし、結婚相手に求める条件を高くすると、結婚できる可能性が低くなり、歳を重ねてしまい、さらに結婚できる可能性が低くなるという悪循環に陥ってしまいます。

「結婚相手に求める条件を下げましょう」と気軽には言えませんが、自分のなかで優先順位を決めて、譲れない項目と妥協できる項目を整理しておくことが重要です。

文・元証券マンの恋愛相談所長K
編集・dメニューマネー編集部

お金で買えないものはない?,恋愛×マネー
(画像=dメニューマネー編集部)

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