「クレジットカード」知らないと損する使い方 自動で「リボ払い」、ポイントが付いていない……

2022/04/10 11:00

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日本は現金主義が多いといわれるが、クレジットカードも広く普及している。何かと便利なクレジットカードだが、使い方を間違えると大変なことになる。ここではクレジットカードを持つうえで気をつけたいポイントを紹介する。 これだけはやるな!クレジットカードの使い方3つの掟 多くの人が保有しているクレジットカードだが、あまり深く考え

日本は現金主義が多いといわれるが、クレジットカードも広く普及している。何かと便利なクレジットカードだが、使い方を間違えると大変なことになる。ここではクレジットカードを持つうえで気をつけたいポイントを紹介する。

これだけはやるな!クレジットカードの使い方3つの掟

多くの人が保有しているクレジットカードだが、あまり深く考えずに利用しているケースもあるかもしれない。ここでは「これだけはやるな」といえるクレジットカードの使い方が3つある。

注意点1 ポイントが付かない支払いをしている

クレジットカードを利用する大きなメリットのひとつが、利用料金などに連動したポイントの付与だ。支出はできる限りクレジットカード払いに集約したほうがお得になる。

今一度、自分の支出を見直して、クレジットカード払いになっていないものは、クレジットカード払いに変更できないか確認しよう。生活費だけではなく、支出に占める比率が高くなりがちな家賃もクレジットカード払いができるケースがある。その点も管理会社に確認しておきたい。

注意点2 リターンを上回るコスト(年会費)を支払っている

クレジットカードには年会費がかかるカードもある。なかには年会費が10万円を超えるモノも。

高い年会費が悪というわけではないが、問題は「年会費を上回るリターンを得られているかどうか」だ。

このリターンの定量化(見える化)が少々やっかいといえよう。

年間還元額と年会費の比較だけであれば話は単純だが、カードによっては海外旅行保険がついている、空港ラウンジが使えるようになるなどとさまざまな特典がある。また、それらの特典を理解し、大いに活用できているかということも重要だ。

注意点3 他のキャッシュレス決済に視野を広げていない

近年はクレジットカード以外にも、お得なキャッシュレス決済手段が増えてきた。

今日ではさまざまなキャッシュレス決済が存在し、還元率10%を超えるキャンペーンも珍しくない。

キャンペーン適用には諸条件があるが、上手に使えば高い還元率を享受することがで着る。

クレジットカードの直接の使い方ではないが、他のキャッシュレス決済にも視野を広げて、お得に支払いをしよう。

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これだけはやるな!クレジットカードの使い方3つの掟

クレカ明細にあると「まずい項目」気づかぬうちに設定?

クレジットカード決済は、サインレスでスピーディに支払いが完結し、ポイントも貯まるので利用をためらう理由はない。ただ、契約時の見落としで気づかない間に設定されていることもある「リボ払い」には注意が必要だ。

「クレカ初心者」が注意しておきたいこと

リボ払いは利用回数や決済金額にかかわらず毎月の支払額が一定になるサービスだ。毎月の支払いが定額なので一見すると安心感があるが、実はここに高い手数料が掛かっているのだ。クレカ初心者は、最初の請求書の明細が届く頃、明細書に目を通し「リボ払い」になっていないか確認しよう。

自動で「リボ払い」設定になる被害が相次いでいる

全国消費者センターへのリボ払いの相談件数が増えている。

1回払いのつもりで買い物をしたはずなのに、請求書の明細をみたらリボ払いになっていて、想定以上の手数料がチャージされていたという事例が多いという。

ただ、リボ払いは勝手に設定されることはないためクレジットカード会社が特別なポイントキャンペーンなどでリボ専用カードを募集していた場合、クレカ申込時の初期設定がリボ払いになっていることがある。

あるいは、申込時に「リボ払いサービス」をチェックしてしまった場合にもリボ払いになる。請求書の明細、もしくはWebサイトなどで初期設定をチェックすれば分かるはずだ。注意さえしていればトラブルは避けられる。

リボ払いの仕組み、なぜ注意が必要か?

リボ払いの負担が重くなる理由は「金利の高さ」にある。締め切り日の利用残高に対し、返済日翌日から翌月の返済日までの1ヶ月分の日割りの金利がチャージされる。

リボ払いの金利はクレカ会社によって違うが一般的に15%程度となっているのでそれをもとに計算してみよう。

月々1万円のリボ払い設定、リボ金利が15%、10万円の利用残高があった場合、翌月の手数料は次のようになる。

(利用残高:10万円)×(年金利:15%)×(1/12 ※実際は日割りだが月換算)=(手数料:1,250円)

つまり、翌月の支払日の支払い1万円のうち1,250円は金利負担になり、元本の返済額は8,750円だということだ。

返済残高が大きく、毎月の返済設定額が少ないほど金利負担は大きくなる。

リボ払いは年利15%の借金をしているのと同義である。残高を一括返済すれば年間15%のリターンを確実に得ることができる。資産運用をしていてリボ払いをしている人は最優先でローン返済を考えよう。

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クレカ明細にあると「まずい項目」気づかぬうちに設定?

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・Nattakorn / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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