「老後破産」しないために今からできること、破産する人の共通点【まとめ】

2022/04/24 13:30

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人生100年時代といわれるように長くなりつつある老後を甘く見ていると、生活資金が足りなくなる「老後破産」の悲劇に襲われるかもしれない。そうならないために、なるべく早くから準備をしておくことが欠かせない。老後破産する人の共通点と、今からできることを確認しておこう。 老後破産する人の6つの共通点 老後破産に陥る人には共通し

人生100年時代といわれるように長くなりつつある老後を甘く見ていると、生活資金が足りなくなる「老後破産」の悲劇に襲われるかもしれない。そうならないために、なるべく早くから準備をしておくことが欠かせない。老後破産する人の共通点と、今からできることを確認しておこう。

老後破産する人の6つの共通点

老後破産に陥る人には共通して次の6つのことがいえる。

「年金収入が少ない」「貯金をしていない」

年金収入が少ない人は要注意だ。特に自営業者で国民年金しか掛けていない人は、夫婦でも満額受給で13万円程度となる。サラリーマンとして会社勤めをしておらず、厚生年金を受け取ることができない人は用心しておきたい。

また、貯金をあまりしていない人も注意したほうがよい。定年退職後に年金を受け取るとしても、多くの人は生活資金の一部を貯金から切り崩しながら老後を過ごす。もし切り崩す貯金が無くなったら……。その状況を想像してみてほしい。

「投資・資産運用をしていない」「「自宅を売ればいい」と思っている」

老後の生活資金を増やすためには、若いうちから資産運用をするのが賢明だ。

日本人は欧米各国の水準に比べ、資産運用をしている人が少ない。資産運用をしていない人は、運用益の税制優遇が魅力のNISAiDeCoなどを活用したい。

また、「いざとなれば自宅を売ればいい」と、老後の生活資金が足りなくなったときの対処法として、こう考えている人は少なくない。

しかし不動産の価値は変動する。老後を迎えていざ自宅を売却しようとしたとき、土地や建物の価値が想像以上に下がっているかもしれない。

「現在の生活水準が高い」「老後の出費に関する見込みが甘い」

現在、生活水準が高い人は要注意だ。一度上げた生活水準はなかなか落とすことができない。収入が多い現役時代はその生活水準でも貯金は減らないとしても、老後に生活水準を落とせなければ、貯金はハイペースで減っていく。

そして、老後にどのくらい出費があるのか、その見込みが甘い人も要注意だ。

特に想定しておきたいのが、介護費用。介護が必要になる場合、介護施設や老人ホームの入居費用や月々の費用が発生する。

思わぬけがや病気で、介護が必要になる時期が早まる可能性も考慮しておこう。

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老後破産する人の6つの共通点

老後破産を避けるために今からできる4つのこと

老後の資金繰りに不安がないという人は少ないだろう。「老後破産」はなんとしても避けたいが、他人事ではなくなってきている。そうならないようにするために、今から次の4つをする必要がある。

できること1 毎月の収支を把握する

自分のお財布事情を把握していないと、「気が付いたらお金がなかった」という事態になってしまう。

まず収支をしっかり把握することから始めることが大事だ。

その上で、収入の範囲内で生活することを習慣付けると、老後破産に陥る可能性をぐっと下げられる。

できること2 住宅ローンの見直し

年金生活に入ってからの負担を減らすために、住宅ローンの繰り上げ返済を検討する人も多い。

できること3 老後を見据えた貯蓄と資産運用

まだ引退まで時間がある場合は、老後を見据えてiDeCoNISAなどを活用しながら資産運用をすることも有効だ。

時間を味方にできる年代であれば、積立投資も選択肢の一つといえよう。

できること4 少しでも長く働くことを考える

どうしてもお金が足りなくなりそうというときには、定年退職後も働いて収入を得ることを検討してもよい。

正規雇用ではなくパートであっても、毎月一定の収入があることは家計にとって大きなメリットとなる。

漠然と老後への不安を抱えている人は多いだろうが、実際に行動を起こすことで不安を減らせるかもしれない。

楽しい老後を送れるように、今からできることを始めたい。

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老後破産は他人事では済まない!今からできる4つのこと

文/編集・dメニューマネー編集部

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