銀行員は仕事の性質上、お金持ちの人を何人も相手にしているが、その逆でお金のない人も大勢見てきている。彼らは来客へお金の使い方について尋ねることがあるが、お金持ちの人と貧乏な人、それぞれお金の使い方についてある共通点があるという。その共通点とはどのようなものなのか?
銀行員は見た!プチ浪費が貧乏神を呼ぶ!貧乏な人が買いがちな意外なもの
貧乏になる人は意外と大きな支出には敏感だ。しかし、小さな支出、言い換えればプチ浪費には非常に鈍感なケースが多い。
貧乏な人がつい買いがちな意外なものとは?
宝くじ
元銀行員から見て「この人貧乏そう……」と思うのが、宝くじをひんぱんに買う人だ。
一攫千金の夢がある宝くじですが、その当選確率は非常に低いことを知っているだろうか?
たとえば2021年年末ジャンボ宝くじの当選確率は以下の通りだ。
1等 22本 | 0.000005% |
---|---|
1等前後賞 44本 | 0.00001% |
1等の組違い賞 4378本 | 0.000995% |
2等 88本 | 0.00002% |
3等 880本 | 0.0002% |
4等 4万4000本 | 0.01% |
5等 132万本 | 0.3% |
6等 440万本 | 1% |
7等 4400万本 | 10% |
以上の数字を見ると、宝くじへの支出は明らかに失うものの方が多い支出であると分かる。
そのような支出をお金持ちは「浪費」と考える。支出額が小さければ「プチ浪費」だ。
例えば10本連番で宝くじを買って、7等300円が当たった場合、失う金額は1回あたり2,700円。これはプチ浪費となる。
しかし、年4回それを繰り返せば1万800円と少し大きな浪費となってしまう。10年単位で見れば10万8,000円もの浪費となる。
しかし、宝くじをよく買う人にはその考えがない人が多いようだ。
銀行員は見た!富裕層が節約する「意外なモノ」とは?
銀行の客には数多くの富裕層がいるが、真の富裕層の見た目は意外と地味だ。また、お金の使い方も意外と地味で、周囲に「ケチ」と呼ばれるほどの節約家も少なくない。
多くの富裕層が節約する意外なものとは?
ATM手数料
富裕層は1円でもムダなお金を払うことを嫌う。その一つがATM手数料だ。特に時間外のATM入出金手数料の節約は徹底している。
たとえば、
・平日日中の手数料がかからない銀行でATM入出金を行う
・手数料が発生する時間帯(夜間や休日など)にはATMを絶対利用しない
・現金の使用およびATM入出金回数を最小限にとどめる
などは富裕層には当然の行動だ。
ATM使用1回あたりの手数料は110円~330円の少額だが、それが累積すれば大きな金額を失う。それをよく理解している富裕層は、本来払う必要のないムダなATM手数料を徹底的に節約する。
自販機の飲み物代
ムダな支出を嫌う富裕層が節約するものはまだある。「定価」で販売されている自販機の飲み物代だ。
自販機の飲み物の多くは、スーパーや100均などの他店の定価よりずっと安く買える。そのため、富裕層は少しでも安く買えるお店で飲み物を買い、定価との差額を貯蓄や他の支出に充てている。
また、富裕層の中には外出先で飲み物を買うお金を節約するため、外出時にマイボトルを持参する人も多いようだ。
そのような心がけで、少しでもムダな支出を減らす努力を怠らないのも富裕層の特徴といえよう。
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銀行員は見た!富裕層が節約する4つの「意外なモノ」とは?
文/編集・dメニューマネー編集部
(2022年6月6日公開記事)
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