あの有名企業の社員・バイトは給料をどれくらいもらっているのだろうか……。誰もが気になる話題だろう。過去に取り上げた記事から、ヤマダ電機、ドン・キホーテ、いきなり！ステーキなど身近な企業を取り上げた記事を紹介しよう。
売上1位の「ヤマダ電機」が平均年収で勝てない家電量販店とは？
家電量販店の売上高で、1位はヤマダ電機、2位はビックカメラだ。年間売上高はヤマダ電機が1兆7,500億円、ビックカメラが8,500億円と、2倍以上開きがあり、決して僅差というわけではない。ではこの両社、平均年収でもそれくらい差が開いているのか。
2011年から2020年にかけて、10年連続でビックカメラの勝利となっている。
売上高ではライバル企業に勝っていても、平均年収では負けていることがあるということだ。どうしてこうした「逆転現象」が起きているかだが、それはケースバイケースだ。
例えば、優秀な人材をライバル企業に奪われないために、従業員の給与を高めに設定するケースがある。
ドンキ店員の年収はいくら？バイトは最低でも140万円？
訪れるとついつい長居してしまいがちな驚安の殿堂「ドン・キホーテ」。そんなドンキで品出しやポップ書きをするバイト店員の年収はどのくらいなのだろうか。
最低賃金が全国一高い東京都（1,013円）と、最低賃金が全国一低い県の1つである沖縄県（792円）で比べてみたところ、東京都の手取り年収は約165万円、沖縄は約140万円だった。
しかし、ドン・キホーテでは毎月昇給のチャンスがあり、買い物券などでミニボーナスが支給されることも。また、また、時給だけでははかれないドンキバイトの良さもあるという。
平均年収、トヨタ本体を超えちゃってる！そのグループ会社とは？
トヨタ <7203> と言えば、「世界のトヨタ」とも呼ばれる自動車のトップメーカーで、多くのグループ会社を抱えている。
上場している主要グループ会社8社のうち、1社だけがトヨタ本体の平均年収を上回る会社が１社だけある。日本7大商社の1つに数えられる豊田通商 <8015> だ。平均年収は1,100万円で、トヨタ本体より平均年収が242万円も高い。
格安航空は給料も格安？ピーチやジェットスターの平均年収を分析
庶民の味方と言えるのが「格安航空」（LCC）。日本で良く知られたLCCと言えばピーチやジェットスターだが、飛行機代が安い分、CAの給料も安いのか。
社員や元社員によるクチコミ情報サイトオープンワークのデータを使い、フルサービスキャリアのJALとANAと、格安航空のピーチ・アビエーションとジェットスター・ジャパンの各航空会社の客室乗務員の平均年収を比較。
その結果、ジェットスター・ジャパンは平均年収528万円で、JALとANA（いずれも460万円台）を上回っていることがわかった。
1年で年収100万円ダウン！苦境「いきなり！ステーキ」
大量出店が裏目に出て、運営会社の経営不振に陥った「いきなり！ステーキ」。運営している会社はペッパーフードサービス <3053> だ。従業員の平均年収はいくらなのだろうか。
平均年収は2017年から2019年にかけて2年連続で上昇したが、2020年は500万円から400万円に一気に100万円も落ち込んでいる。その背景には、「いきなり！ステーキ」の大量出店が裏目に出て、同社が破綻寸前に陥ったことにあると考えられる。
従業員もさぞ不安かと思うが、現在は光が見え始めている。
編集・dメニューマネー編集部
（2021年9月26日公開記事）
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