アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=MONEY TIMES編集部)

審査が不安ならアコム、金利が安いほうがいいならアイフルがおすすめだ。

はじめてカードローンを利用する人や審査が不安な人にはアコムが良いだろう。アコムのカードローンの新規申込数は、アイフルの約1.6倍で53万件である。また、アコムの審査通過率は42%で、アイフルの35%よりも高い。

できるだけ安い金利でお金を借りたいのなら、アイフルのファーストプレミアム・カードローンが良いだろう。

ファーストプレミアム・カードローンは金利が年3.0%~9.5%で、アコムよりも低金利だ。ただし利用額が100万円からであるため、年収が最低300万円はないと契約ができないので注意しよう(※個人の借り入れ上限額を「年収の3分の1まで」と定める法規制のため)。

目次

  1. アコムとアイフルを12項目で比較
    1. 金利……商品によってはアイフルのほうが安い
    2. 電話による在籍確認…2社とも原則なし
    3. 審査通過率……アコムのほうが高い
    4. 新規の申込数……アコムのほうが多く人気
    5. 無利息期間……2社とも30日間
    6. 受付時間……2社ともほぼ同じ
    7. 審査から融資までの時間……アイフルのほうが早い
    8. ATM……アイフルのほうが手数料無料の自社ATMが多い
    9. アプリの使い勝手……アイフルがやや優れている
    10. 限度額……2社とも800万円と高め
    11. 最低返済額……仕組みが異なるため一概にどっちがいいとはいえない
    12. レディースローン……アイフルのみが対応
  2. アコムは審査が不安な人におすすめ
    1. アコムのメリット
    2. アコムの返済シミュレーション
    3. アコムの申し込み〜審査の流れ
    4. アコムの口コミ・評判
  3. アイフルはできるだけ安く借りたい人におすすめ
    1. アイフルのメリット
    2. アイフルの返済シミュレーション
    3. アイフルの申し込み〜審査の流れ
    4. アイフルの口コミ・評判
  4. プロミス、レイクを含めた4社で比較
  5. よくあるQ&A

アコムとアイフルを12項目で比較

アコムとアイフルのどっちがいいか、金利や審査通過率など12項目で比較すると、優れた点が多いのはアイフルであった。

2社とも基本的なサービス内容はほぼ変わらないため、自分がカードローンに求める要素をどっちがより多く持っているかで選ぶのが良いだろう。

アコムとアイフルの比較
消費者金融名 アコム アイフル
金利 年3.0%~18.0% 年3.0%~9.5%(※1)
年3.0%~18.0%(※2)
電話による
在籍確認
原則なし 原則なし
審査通過率 42.15%(※3) 35.9%(※3)
新規申込数 153万2,078件 94万4,597件
無利息期間 初回最大30日間 初回最大30日間
契約受付時間 ・自動無人契約機:9:00~21:00 ※4
・電話:9:00~18:00
・無人契約機:9:00~21:00
・電話:9:00~18:00
審査から融資
までの時間
最短20分 最短18分
ATM 582件 722件
アプリ 申し込みも借り入れ・
返済も可
申し込みも借り入れ・
返済も可
借入限度額 最高800万円 最高800万円
最低返済額 レンジごとに一定割合 レンジごとに固定額
レディースローン なし あり
公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成
※1ファーストプレミアム・カードローンの場合のみ適用
※2 一般的なカードローン商品の場合
※3 2023年度
※4 年中無休(年末年始は除く)

金利……商品によってはアイフルのほうが安い

金利比較では、アイフルのほうがアコムよりも商品によっては安い。アイフルのファーストプレミアム・カードローンは上限金利が9.5%だ。

なるべく低金利で借りたい人で、ファーストプレミアム・カードローンの利用条件を満たせるのなら、アイフルがおすすめだ。

アコム・アイフルの金利比較
消費者金融名 アコム アイフル
金利 年3.0%~18.0% ・ファーストプレミアム・カードローン:年3.0%~9.5%
・キャッシングローン:年3.0%~18.0%
・SuLaLi:年18.0%
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

アイフルのファーストプレミアム・カードローンは、次の条件に当てはまる人が利用できる商品である。

・アイフルの利用が初めてであること
・Webで申し込むこと
・満23歳~59歳であること
・年収が最低でも300万円あること

出典:アイフル

注意が必要なのは年収だ。ファーストプレミアム・カードローンは借入限度額が100万円~800万円であるため、総量規制上、最低でも300万円の年収がなければ契約は難しい。

総量規制とは?
貸金業法で定められた「個人の借り入れを年収の3分の1まで」とする制度のこと。

出典:日本貸金業協会

ファーストプレミアム・カードローンの利用条件を満たせない場合は、通常のキャッシングローンを利用することになる。その場合の金利は年3.0%~18.0%でありアコムと変わらない。

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(公式サイト)

電話による在籍確認…2社とも原則なし

電話による在籍確認は、アコムもアイフルも基本的にはない。勤務先への電話連絡を望まない人でも安心だ。

アコム・アイフルの在籍確認状況
消費者金融名 アコム アイフル
電話による在籍確認 原則なし 原則なし
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

アコムの在籍確認に関する公式ホームページの記述は次の通りだ。

Q 勤務先に在籍確認の電話がかかってきますか?
A 原則、実施しません。
※原則、電話での在籍確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施します。もし実施が必要となる場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはありませんので、ご安心ください。
出典:アコム

アイフルは99.7%の申込者に対し、電話による在籍確認をしていないと明言している。

お申込みの際に自宅・勤務先へのご連絡は行っておりません。
在籍確認が必要な場合でも、お客様の同意をいただかない限り実施いたしません。
実際、99.7%のお客様には、 電話での在籍確認を実施しておりません。
※調査期間: 2023年4月1日~5月31日 調査対象: WEBもしくは無人店舗でお申込み後、ご契約いただいたお客様
出典:アイフル

アコムもアイフルも、電話による在籍確認が必要になった場合でも、本人の同意なしに行われることはない。職場への電話連絡を避けたい場合は、本人の同意確認の時点で、カードローンの申し込み自体を取り下げると良いだろう。

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審査通過率……アコムのほうが高い

審査通過率は、アコムが42.15%とアイフルよりも高い。

アコム・アイフルの審査通過率
消費者金融名 アコム アイフル
審査通過率 42.15% 35.9%
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成
※表内の数値は、2023年4月~2024年3月における新規申し込み成約率の平均値である

月別の審査通過率(2024年度)
消費者金融名 アコム アイフル
1月 39.4% 37.2%
2月 40.6% 36.1%
3月 39.5% 36.0%
4月 41.3% 34.9%
5月 42.0% 36.7%
6月 41.7% 37.0%
7月 37.8% 33.3%
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

審査の基準はアコムとアイフルで異なる。そのため、審査通過率が高いからといって審査が甘いとは言い切れない。あくまで参考程度に留めるのが無難だ。

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新規の申込数……アコムのほうが多く人気

新規の申込数は、アコムが約153万円、アイフルが約94万件とアコムのほうが多く、知名度や人気が高いと言える。初めての利用で不安なので、多くの人が使っているカードローンを使いたいならアコムがおすすめだ。

アコム・アイフルの新規申込数
消費者金融名 アコム アイフル
新規申込数 153万2,078件 94万4,597件
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成
※表内の数値は、2023年4月~2024年3月における新規申し込みの合計数である

月別の新規申込数(2024年度)
消費者金融名 アコム アイフル
1月 7万8,804件 5万1,962件
2月 8万6,543件 6万418件
3月 10万4,318件 8万1,872件
4月 9万1,897件 8万6,179件
5月 9万5,448件 9万424件
6月 6万8,714件 7万324件
7月 7万3,558件 7万3,377件
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

新規申込数は、アコムもアイフルも月によって偏りがある。しかし、アコムへの申し込みのほうが多い傾向にあり、3月に至っては10万を超えている。

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無利息期間……2社とも30日間

アコムもアイフルも無利息期間の日数やサービスには違いがなく、いずれも契約日の翌日から30日間だ。

アコム・アイフルの無利息期間
消費者金融名 アコム アイフル
無利息の適用期間 契約日の翌日から起算して30日間 契約日の翌日から起算して30日間
対象者 アコムを初めて利用する人 ・アイフルを初めて利用する人
・無担保ローンを利用する人
(キャッシングローン、ファーストプレミアム・
カードローン、SuLaLiが対象商品)
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

アコムもアイフルも、契約後すぐに借り入れを行わなかった場合は、無利息期間が短くなってしまう。

例えば2024年10月1日に契約を締結した場合は、2日~31日までが無利息期間である。借り入れしたのが10月3日であった場合でも、31日には無利息期間は終了する。すぐに借り入れが必要なタイミングで申し込むのがおすすめだ。

また、2社とも、無利息期間の対象者となるのは初めて利用する人だけである。過去に契約したことがある場合は、しばらく使っていなかったり、解約後に改めて申し込んだりした場合でも、無利息期間は適用されないので注意しよう。

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受付時間……2社ともほぼ同じ

申し込みの受付時間は、アコム、アイフルともにほぼ差がなく、自動契約機は9:00〜21:00、電話の場合は9:00〜18:00である。

アコム・アイフルの受付時間
消費者金融名 アコム アイフル
契約受付時間 ・自動契約機9:00~21:00
※年中無休(年末年始は除く)
・電話9:00~18:00
・無人契約機9:00~21:00
・電話9:00~18:00
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

アコムの申し込み方法は4パターンある。

・ウェブ(アプリを含む)
・自動契約機
・電話
・郵送

受付時間が公開されているのは、自動契約機(9:00~21:00※年末年始を除いた年中無休)と電話(9:00~18:00)だけだ。いずれも利用可能時間を過ぎると、即日融資は受けられないため、急ぎのときは特に早めの時間に申し込もう。

ウェブからの申し込みは24時間365日受け付けているが、こちらも早い時間に申し込んでおかないと、審査回答までに時間がかかる恐れがある。

※夜間のお申し込みですと審査回答が翌日となる場合がございます。
出典:アコム

アイフルの申し込み方法は次の3パターンだ。

・ウェブ(アプリを含む)
・無人契約機
・電話

アイフルの受付時間が公開されているのはアコム同様、無人契約機(9:00~21:00)と電話(9:00~18:00)だけである。

ウェブからの申し込みに関しても、アコムと変わらない。24時間365日対応してはいるが、即日融資の対応可能時間は不明である。アイフルも早い時間の申し込みがおすすめだ。

※ご連絡いただいた時間帯によっては、お急ぎのご融資のご希望にそえない可能性がございます。
出典:アイフル

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審査から融資までの時間……アイフルのほうが早い

審査から融資までの時間はアイフルのほうがアコムよりも2分早い。

アコム・アイフルの融資までの時間
消費者金融名 アコム アイフル
審査から融資までの時間 最短20分 最短18分
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

ただし、融資までにどれくらいの時間がかかるかは状況によって異なる。たまたま申し込みが立て込んでいて、審査開始までに時間がかかるケースもある。利用歴に問題を抱えている人であれば、消費者金融は審査に慎重になるだろう。

実際、アコムやアイフルも審査から融資までの時間に関しては、「あくまで最短であること」を注記している。

カードローンでお金を借りる際の最短ルートをお教えします。スマホで完結!最短20分融資も可能です!
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
出典:アコム

最短18分で融資が可能
「今、スグ、借りたい」
最短で審査・融資を受けたいとき
そんなときはWEBからのお申込みがおすすめ。
フォームの入力も5分程度で完了できるので、ぜひご検討ください。
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
出典:アイフル

利用歴に問題を抱えていてカードローンの審査が不安なら、申し込む前に簡易診断を利用するのもひとつの方法だ。

アコムでは3秒スピード診断、アイフルなら1秒診断といった簡易的な診断ツールが用意されている。年齢、年収、他社からの借入額を入力すれば、申し込む前に借り入れできる可能性があるか確認できる。

たけなわアヤコさん

診断ツールはあくまで簡易的な診断であり、審査とは関係ありません。ただ、申し込みを決める判断基準のひとつにはなるでしょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

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ATM……アイフルのほうが手数料無料の自社ATMが多い

借り入れや返済に使えるATMに関しては、アイフルのほうが手数料無料の自社ATMが多い。しかし提携ATM(提携銀行の数)は、アコムのほうが多かった。

アコム・アイフルのATM状況
消費者金融名 アコム アイフル
自社ATM 582件 ※1 722件
提携ATM ・三菱UFJ銀行
・セブン銀行
・ E-net
(ファミリーマート、ポプラなどに設置)
・ローソン銀行ATM
・イオン銀行
・そのほか地方銀行9件
・三菱UFJ銀行
・セブン銀行
・E-net
(ファミリーマート、ポプラなどに設置)
・ローソン銀行ATM
・イオン銀行
・ゆうちょ銀行
・西日本シティ銀行
・十八親和銀行
提携ATM手数料 ・取引額1万円以下:110円
・取引額1万1円以上:220円
・取引額1万円以下:110円
・取引額1万1円以上:220円
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成
※1 2024年9月13日現在

自社ATMの営業時間に関しては、アコムは18時以降も利用可能なものが615件、24時間利用可能ものが529件(2024年9月13日現在)あった。アイフルは自社ATMの営業時間を明記していなかったが、9:00~21:00が多いようだ。

たけなわアヤコさん

自社ATMからの借り入れや返済を深夜にする予定があるのなら、アコムのほうが使いやすいでしょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

アコムが提携する地方銀行9件は、次の通りだ。

・北海道銀行
・北陸銀行
・八十二銀行
・三十三銀行
・広島銀行
・西日本シティ銀行
・福岡銀行
・十八親和銀行
・熊本銀行

参照:アコム

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アプリの使い勝手……アイフルがやや優れている

公式アプリの使い勝手について比較すると、アイフルの機能はアコムよりも多い。

アコム・アイフルの比較表
消費者金融名 アコム アイフル
アプリ機能 ・申し込み(書類提出も含む)
・借り入れ
・返済(オンライン&セブン銀行ATM)
・利用状況の確認
・返済期日の通知
・申し込み(書類提出も含む)
・借り入れ
・返済
(オンライン&セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM)
・利用状況の確認
・返済期日の通知
・アプリアイコンの切り替え
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

アプリもアイフルも、アプリには申し込みや借り入れ、返済といった基本的な機能が備わっている。「いくら借り入れているのか」や「次の返済額や利息はいくらか」といった利用状況も、アプリから確認可能だ。

また、両社とも返済期日の通知をオンオフで切り替えられる。オンにした場合、アコムならスマホのプッシュ通知が期日3日前と当日に届き、アイフルはメール通知が期日3日前に届く。

アイフルのアプリにのみ搭載されている機能が、アイコンの切り替えである。

1.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アイフルより引用)

アイコンは6種類から自由に選べるようになっている。

たけなわアヤコさん

スマホ上でアイコンを家族や友人に見られてカードローンの利用がバレることを避けたい人には、アイフルのほうが良いでしょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

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限度額……2社とも800万円と高め

最高限度額は、アコムもアイフルも800万円である。最低限度額は、アコムは1万円、アイフルは商品によって異なるが一番低いものは1万円となっている。

借り入れたい金額が800万円以下であれば、アコムとアイフルどちらを選んでも良い。

アコム・アイフルの限度額
消費者金融名 アコム アイフル
借入限度額 1万円~800万円 ファーストプレミアム・カードローン:100万~800万円
・キャッシングローン:1万円~800万円
・SuLaLi:1万円~10万円
アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

ただし、実際に借り入れ可能な金額は、年収の3分の1までである。貸金業法における総量規制で定められているためだ。年収が200万円の人であれば、アコムとアイフルどちらに申し込んだとしても、借入限度額は最高で約66万円までである。

年収の3分の1とは、一社に対してではなく、借り入れの合計である。年収200万円の人で、すでに他社から50万円を借り入れている場合、新たなカードローンの契約時には約16万円までの限度額設定となる。

Q2-4. 複数の貸金業者から借入れがあります。1社からの借入れが年収の3分の1を超えなければよいのですか?それとも、すべての借入れの合計が年収の3分の1を超えないことが必要ですか?

A2-4. 複数の貸金業者から借りている場合、貸金業者からの借入れの合計が、年収の3分の1以内であることが必要です。年収の3分の1を超えている場合、新たな借入れはできなくなります。
例えば、年収300万円の方が、貸金業者Aに80万円の借入れがある場合、貸金業者Bからは、20万円(300万円×1/3-80万円=20万円)までしか借りることができません。
出典:金融庁

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最低返済額……仕組みが異なるため一概にどっちがいいとはいえない

アコムとアイフルでは、最低返済額の決め方が異なるため、どっちのほうが優れているとはいえない。

アコムの最低返済額レンジ
上限限度額 最低返済額
30万円以下 借入直後残高の4.2%
30万円超、100万円以下 借入直後残高の3.0%
100万円超 ・借入直後残高の3.0%
・借入直後残高の2.5%
・借入直後残高の2.0%
・借入直後残高の1.5%
アコムのウェブサイトを参照して筆者作成

アコムの最低返済額は、借入限度額の上限に応じた一定割合だ。例えば、借入限度額の上限が20万円の人が10万円を借り入れた場合、最低返済額は4.2%にあたる4,200円になる。

アイフルの最低返済額レンジ
借入直後残高 約定日制の最低返済額 サイクル制の最低返済額
10万円以下 4,000円 5,000円
10万円超、20万円以下 8,000円 9,000円
20万円超、30万円以下 1万1,000円 1万3,000円
30万円超、40万円以下 1万1,000円 1万3,000円
40万円超、50万円以下 1万3,000円 1万5,000円
50万円超、60万円以下 1万6,000円 1万8,000円
60万円超、70万円以下 1万8,000円 2万1,000円
70万円超、80万円以下 2万1,000円 2万4,000円
80万円超、90万円以下 2万3,000円 2万7,000円
90万円超、100万円以下 2万6,000円 3万円
アイフルのウェブサイトを参照して筆者作成
※100万円超以降は、10万円ごとに1,000円ずつ加算

アイフルの最低返済額は、借り入れた金額ごとに一定額が定められている。10万円を借り、約定日制(※)を選んだ人は4,000円、サイクル制(※)を選んだ人は5,000円が最低返済額だ。

(※)約定日制は毎月1回、決まった日が返済期日となる。サイクル制は35日ごとに返済期日が訪れる。

アコムとアイフルの最低返済額シミュレーション
借入直後残高 アコムの最低返済額 アイフルの最低返済額
10万円 最低1,500円、最高4,200円 約定日制4,000円、サイクル制5,000円
300万円 最低4万5,000円、最高9万円 約定日制4万6,000円、サイクル制5万円
800万円 最低12万円、最高24万円 約定日制9万6,000円、サイクル制10万円

このようにアコムとアイフルでは、最低返済額の定め方が異なるため、一概にどちらの支払い負担が低いとはいえない。

返済額が低いと完済までに時間がかかり、利息が膨らみやすい点には注意が必要だ。

例えば18.0%の金利で10万円を借りた場合、2回で返済した場合の利息は約2,200円だが、返済回数が10回になると約8,300円まで利息が膨らむ。

たけなわアヤコさん

カードローンの総返済額を抑えるためにも、できるだけ早く完済するようにしましょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

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(公式サイト)

レディースローン……アイフルのみが対応

女性専用のレディースローンが用意されているのはアイフルだ。女性オペレーターが対応する専用ダイヤルやカードの限定デザインに興味があるなら、アイフルがおすすめである。

アイフルのレディースローン「SuLaLi」
借入限度額 1万円~10万円
金利 年18.0%
申し込み対象者 満20歳以上
カードデザイン アイフル
アイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

SuLaLiは、借入限度額が1万円~10万円と低めだ。契約後に増額申請もできるが、初めから10万円超の借り入れを希望するのであれば、キャッシングローンやファーストプレミアム・カードローン、またはアコムを選ぼう。

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アコムは審査が不安な人におすすめ

アコム

(画像=アコムより引用)

アコムの概要
金利 年3.0%~18.0%
電話による在籍確認 原則なし
審査通過率 42.15%
新規申込数 153万2,078件
無利息期間 初回最大30日間
契約受付時間 ・自動契約機 9:00~21:00
※年中無休(年末年始は除く)
・電話:9:00~18:00
審査時間 最短20分
ATM 582件
(2024年9月13日現在)
アプリ 申し込みも借り入れ・返済も可
借入限度額 最高800万円
最低返済額 レンジごとに一定割合
レディースローン なし
公式サイト 公式サイト
アコムのウェブサイトを参照して筆者作成

アコムは初めてカードローンを利用する人や、審査が不安な人におすすめだ。アイフルと比べて新規申込数が多いためである。初めてのカードローンで、とりあえず人気のものを利用してみたいのなら、アコムがぴったりだろう。

初めての利用なら、最大30日間の無利息サービスも適用される。

ここではアコムのメリットやデメリットなどについて解説していこう。

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アコムのメリット

アイフルと比較したとき、アコムがより優れているといえるメリットは、新規申し込みの多さである。気軽に申し込めるカードローンを探しているのなら、アコムが適しているだろう。

・アコム:新規申込数153万2,078件
・アイフル:新規申込数94万4,597件

アコムアイフルのウェブサイトを参照して筆者作成
※以上の新規申込数は、2023年4月~2024年3月における値の平均である

またアコムは、自社ATM582件のうち、24時間利用可能なものが529件(2024年9月13日現在)と多い。提携ATMも、アイフルより豊富にそろっている。

ウェブ(アプリを含む)からの借り入れなら、アコムもアイフルも原則24時間可能(※借り入れ先として登録した金融機関にもよる)だが、口座への振り込みという形になる。口座振り込みではなく、手元にすぐ現金がほしいというときには、ATMの使い勝手が優れたアコムが良いだろう。

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アコムの返済シミュレーション

アコムで10万円を借りた場合、月々の返済額と利息がいくらかかるかをシミュレーションした。

10万円の借り入れシミュレーション(年18.0%)
返済回数 月々の返済額 総利息額
3回 3万4,338円 3,014円
4回 2万5,944円 3,777円
5回 2万908円 4,543円
6回 1万7,552円 5,312円
7回 1万5,155円 6,088円
8回 1万3,357円 6,864円
9回 1万1,960円 7,645円
10回 1万843円 8,429円
11回 9,929円 9,218円
12回 9,167円 1万11円
※アコムのご返済シミュレーション(借入金額・利息計算)を利用して、筆者が作成
※あくまで概算のため、実際の返済内容とは異なる場合がある

返済回数が2回と12回では、総利息額に1万2,266円もの差がつく。

たけなわアヤコさん

借り入れ前にシミュレーションを利用するなどして、妥当なラインを見極めることが大切です。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

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(公式サイト)

アコムの申し込み〜審査の流れ

アコムの申し込み手順について、ここではアプリを活用した方法を解説する。

まずは手続きをスムーズに進めるため、必要書類を準備しておこう。基本的には本人確認書類があれば良い。

本人確認書類として認められるもの(いずれか1点)
・運転免許証
・マイナンバーカード
・パスポート
・保険証

参照:アコム

今回の借入希望額が50万円を超える場合や、他社の借入残高と合わせて100万円を超える場合には収入証明書類も必要だ。

収入証明書類として認められるもの(いずれか1点)
・源泉徴収票
・給与明細書
・市民税・県民税額決定通知書
・所得証明書
・確定申告書・青色申告書、収支内訳書

参照:アコム

書類の準備を終えたら、公式アプリ「myac」をダウンロードしよう。アプリを開くと、画面最下部に「新規お申し込み」のボタンがある。

アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(※画像=アプリのスクリーンショットを元に筆者作成)

「新規お申し込み」のボタンをタップすると、申請情報の入力画面に移動する。名前や生年月日などを入力しよう。

5.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アプリのスクリーンショットを元に筆者作成)

分かりづらい箇所にはすべて注記がされているので、戸惑うことはないだろう。どうしても困ったときには、アコムのフリーコール(受付時間9:00~18:00)まで電話をかけることで、オペレーターと画面を共有しながら申し込みを進められる。

すべての入力が終わったら、「同意して入力内容を確認」をタップする。

6.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アプリのスクリーンショットを元に筆者作成)

入力内容を一覧で確認し、問題がないようであれば「お申し込みを完了する」ボタンをタップしよう。

7.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アプリのスクリーンショットを元に筆者作成)

申し込みを完了すると、次に本人確認書類の提出が求められる。そのままアプリの指示に従って、書類をカメラで撮影しアップロードしよう。

申し込みが完了すると、審査が始まる。審査結果は申し込みから最短20分後、メールもしくは電話で通知される。

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(公式サイト)

アコムの口コミ・評判

アコムを実際に利用した人の口コミをみると、大手消費者金融で知名度が高いという安心感が選んだ決め手になったという声が多かった。また、即日融資ができる点や借り入れの手続きが簡単である点についての評判が高かった。

アコムのデメリットとしては、金利が高いという点が多く挙がっていた。

たけなわアヤコさん

少額借り入れの場合は、一般的に上限金利が適用されることが多いため、金利の高さは他の大手消費者金融でも同様でしょう。金利の低さを一番重視したいという場合は、消費者金融に比べて利便性は低くなりますが、銀行カードローンも検討してみると良いでしょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

Iさん | 30代 | 男性
会社員(正規) | 勤続8年以上 | 年収500万円

自動契約機で早く借りられると聞いたのでアコムを選びました。ホームページで申し込んで借り入れ可能と知り、自動契約機の予約をできたのが決め手です。

アコムは自動契約機での電話越しのスタッフさんの対応がとても丁寧で良かったです。融資まで1時間かからず、提出物も少なく済んだので手間もかからなかったです。カードもその場で発行できました。

残念だったのは、若干希望額に足らなかったことです。また、増枠の通知がきて申し込んでも、結局増枠できないことが数回あり、それなら連絡はいらないと思いました。

融資時間1時間 | 融資額50万円 | 貸付利率18.0%

Dさん | 30代 | 男性
会社員(正規) | 勤続4年~8年 | 年収340万円

アコムは知名度がとても高くて信頼できると思ったため選びました。CMなどもよく見ていたのでなんとなく親近感を感じていて、カードローンを探す時に頭の中ですぐに名前が浮かんだのがアコムでした。

結構簡単に借り入れができて助かりました。審査に意外と時間がかかるのではと思っていたのですが、そんなこともなく、スムーズに審査結果の通知が来ました。アコムの仕事の早さにすごく好感を抱きました。

今のところ特に大きなデメリットは感じていませんが、強いて挙げるなら金利に少し不満があります。借り入れ金額があまり高額ではなかったこともあり、少し金利が高いような気がします。もう少し金利を下げてほしいです。

融資時間1日 | 融資額30万円 | 貸付利率18%

Sさん | 40代 | 男性
会社員(正規) |勤続8年以上 | 年収650万円

アコムを選んだ理由は、店舗数が多くて近くにもあったためです。知名度もあり、闇金融のような怖い取り立てはされないだろうという安心感も決め手になりました。

アコムを選んで良かったことは、何と言ってもそのスムーズな対応と、柔軟な返済プランです。サポートセンターの対応も親切で、安心して利用することができました。加えて、オンラインで全ての手続きを完結できる点も、忙しい人にとって非常に便利です。

実際にアコムを利用してみて感じたデメリットは、利息が思った以上に高く、長期間の返済を考えると負担が大きい点です。返済計画をもっとしっかりと立てるべきだったと後悔しています。あと、もう少し利息面での柔軟性を持たせるプランがあると良いと感じました。

融資時間5分ほど | 融資額35万円 | 貸付利率15.0%

Aさん | 30代 | 女性
パート・アルバイト | 勤続2年~4年 | 年収96万円

アコムを選んだ理由は、無利息期間があったことと、申し込み前に簡易診断で融資可能かざっくり把握できることでした。また、収入証明書の提出が不要で、原則的に在籍確認の電話がないことから、借り入れのハードルが低いと感じて申し込みやすかったです。

アコムのメリットは、WEBからだと短時間でパパっと申し込みができることや、審査時間が短く、その日のうちに結果がわかるため、急にお金が必要になってもすぐに借り入れができることだと思います。無利息期間もあるため、給料日前の一時しのぎに使えて便利でした。

気になった点を挙げるなら、アコムは少額借り入れの金利が高いことです。無利息期間に全額返済できる見通しが立っているときはいいものの、返済期間が長くなりそうなときは、金利が高いためにトータルの返済額が思ったよりも多くなってしまいます。

融資時間2時間ほど | 融資額5万円 | 貸付利率18%

出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

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(公式サイト)

アイフルはできるだけ安く借りたい人におすすめ

8.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アイフルより引用)

アイフルの概要
金利 ・ファーストプレミアム・カードローン:年3.0%~9.5%
・キャッシングローン:年3.0%~18.0%
・SuLaLi:年18.0%
電話による在籍確認 原則なし
審査通過率 35.9%
新規申込数 94万4,597件
無利息期間 初回最大30日間
契約受付時間 ・無人契約機9:00~21:00
・電話9:00~18:00
審査時間 最短18分
ATM 722件
アプリ 申し込みも借り入れ・返済も可
借入限度額 ・ファーストプレミアム・カードローン:100万~800万円
・キャッシングローン:1万円~800万円
・SuLaLi:1万円~10万円
最低返済額 レンジごとに固定額
レディースローン あり
公式サイト 公式サイト
アイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

アイフルは安く借り入れをしたい人におすすめである。アイフルのファーストプレミアム・カードローンは年3.0%~9.5%と、アコムの3.0%~18.0%よりも上限金利が低いためだ。

ただし同商品は、アイフルを一度でも利用したことがある場合や、年齢が満23歳~59歳に当てはまらない人、年収が300万円未満の人は利用できないため注意しよう。

ここではアイフルのメリットやデメリット、口コミなどを紹介していこう。

アイフルのメリット

アコムと比較してアイフルが優れているのは商品の豊富さだ。3つの種類があるため、自分に合った商品を選びやすいだろう。

アイフルの無担保ローン商品比較
商品名 キャッシングローン ファーストプレミアム・
カードローン
SuLaLi
金利 年3.0%~18.0% 年3.0%~9.5% 年18.0%
借入限度額 1万円~800万円 100万円~800万円 1万円~10万円
申し込み対象 ・満20~69歳
・定期的な収入と返済能力がある人
・満23~59歳
・初めてアイフルを利用する人
・定期的な収入と返済能力がある人
・満20歳~
・女性向け
・定期的な収入と返済能力がある人
無利息期間 最大30日間 最大30日間 最大30日間
アイフルのウェブサイトを参照して筆者作成

特にファーストプレミアム・カードローンは、年3.0%~9.5%とアコムに比べて低金利である。

ただし年齢制限がほかの商品よりも狭くなっているほか、初回利用時にしか申し込みできない。さらに借入限度額が100万円からであるため、総量規制上、最低でも年収が300万円以上必要だ。

上記の注意点に問題がない場合は、アコムよりも安く借りられるアイフルのファーストプレミアム・カードローンがおすすめだ。

アイフルの返済シミュレーション

アイフルのファーストプレミアム・カードローンで10万円を借りた場合、月々の返済額と利息がいくらかかるかをシミュレーションした。

10万円の借り入れシミュレーション(年9.5%)
返済回数 月々の返済額 総利息額
3回 3万3,863円 1,585円
4回 2万5,497円 1.985円
5回 2万478円 2,384円
6回 1万7,132円 2,786円
7回 1万4,742円 3,187円
8回 1万2,950円 3,591円
9回 1万1,556円 3,994円
10回 1万441円 4,401円
11回 9,529円 4,806円
12回 8,769円 5,213円
※日本貸金業の返済シミュレーションを利用して、筆者が作成
※あくまで概算のため、実際の返済内容とは異なる場合がある

アコムで10万円を年18.0%で借り入れた場合との利息差は、次の通りだ。

・3回で返済した場合…アイフルが1,429円安い
・6回で返済した場合…アイフルが2,526円安い
・12回で返済した場合…アイフルが4,798円安い

完済までの期間が延びれば延びるほど、金利による利息差は大きくなる。

アイフルの申し込み〜審査の流れ

アイフルの公式アプリを用いた申し込みの手順を解説する。

まずは事前準備として、本人確認書類を手元に用意しておこう。

本人確認書類として認められるもの(いずれか1点)
・運転免許証(または運転経歴証明書)
・住民基本台帳カード
・特別永住者証明書
・在留カード
・個人番号カード

参照:アイフル

希望限度額が50万円を超える場合や、他社の借入残高と合わせて100万円を超える場合は収入証明書類も必要だ。

ファーストプレミアム・カードローンは融資限度額が100万円以上になる商品であるため、収入証明書類が必須となる点には注意しよう。

収入証明書類として認められるもの(いずれか1点)
・源泉徴収票※最新のもの
・給与明細書※直近2ヵ月分
・確定申告書、青色申告書
・住民税決定通知書、納税通知書
・所得(課税)証明書
・年金通知書

参照:アイフル

必要書類が準備できたら、アイフルの公式アプリをダウンロードして開く。開いた直後の画面には、「新規申込」のボタンがあるが、こちらは通常のキャッシングローン申し込みにつながる。

ファーストプレミアム・カードローンを利用する場合は、画面最下部の「アイフルの商品について」をタップして商品の一覧ページを開こう。

9.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アプリのスクリーンショットを元に筆者作成)

商品一覧からファーストプレミアム・カードローンを選択すると、個別の商品紹介ページに移動する。当該ページから「今すぐお申込み」ボタンをタップしよう。

10.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アプリのスクリーンショットを元に筆者作成)

申し込みフォームが表示されるため、画面の指示に従って入力を進めて、申し込みを完了させよう。

11.12.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アプリのスクリーンショットを元に筆者作成)

申し込みフォームから申請情報を送信すると、登録したメールアドレス宛にアイフルから連絡が届く。必要書類の提出をメール本文の指示に従って終わらせると、審査が始まる。審査は最短で18分だ。

13.アコムとアイフルはどっちがおすすめ?
(画像=アプリのスクリーンショットを元に筆者作成)

アイフルの口コミ・評判

アイフルを実際に利用した人の良い口コミをみると、審査から融資までのスピードが早い点や借り入れ方法が簡単であること、在籍確認がないことなどが評価されていた。知名度があることもアイフルを選んだ決め手になったという人が多いようだ。

アイフルの良くない口コミとしては、アコム同様に金利が高めであることや、提携ATMを利用するときに手数料がかかることなどであった。

たけなわアヤコさん

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たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

Aさん | 30代 | 女性
パート・アルバイト | 勤続2年~4年 | 年収96万円

アイフルは、カードや郵送物が送られてこないため、家族にバレずに借り入れできることを魅力に感じて選びました。原則的に電話での在籍確認がないため同僚に怪しまれることもないですし、審査に通過すればその日のうちに借り入れできることや、無利息期間が設けられているのもアイフルを選んだ理由です。

アイフルは申し込みから審査通過までが比較的スピーディーだったのがよかったです。午前中に申し込んでお昼には借り入れが可能になり、その日のうちに現金を手にすることができました。無利息期間があるため、その期間中に完済すれば、無駄なお金を払わずにやりくりができるのもよかったポイントです。

実際にアイフルを利用してみて感じたデメリットは、カードなしで借り入れするにはアプリをダウンロードする必要があるため、郵送物は送られてこなくてもスマホを見られると家族や友人に借り入れがバレる可能性があることです。また、アプリの借り入れ額と借り入れ可能額の表示方法が、もっと借り入れしてもいいかのように見えるところもネックです。

融資時間1時間半くらい | 融資額8万円 | 貸付利率18%

Aさん | 30代 | 女性
会社員(正規) | 勤続2年~4年 | 年収300万円

アイフルは知名度がある会社なので、一番安心して利用できると思い選びました。審査や融資のスピードが他の会社よりも早いということを知人から聞いたのも決め手になったと思います。

アイフルは実際に審査や融資のスピードが早かったので、思っていたよりもスムーズに借り入れができて良かったです。利用状況を確認したいとき、スマホアプリですぐに状況を確認できるところも魅力だと思います。

アイフルを選んで失敗したと感じたのは、金利が高めである点です。私は20万円の借り入れでしたが、金利が18.0%と高めでした。提携ATMを利用するときに手数料がかかる点も残念に思います。手数料無料にしてほしかったです。

融資時間30分 | 融資額20万円 | 貸付利率18.00%

Dさん | 30代 | 男性
会社員(正規) | 勤続4年~8年| 年収340万円

アイフルを選んだ理由としては、CMを昔から見ていて好印象を持っていたのが一番大きいと思います。お金に困ったらアイフルを利用してみようと漠然と考えていました。

アイフルは簡単に借り入れできてとても助かりました。経済的に結構切羽詰まった状況だったのでそれを打開できてよかったです。借り入れをするまでのやり取りもわかりにくいことは特になく、迅速に話が進んでいったので非常に効率的だと思いましたし、好印象でした。

申し込みの時点でわかってはいたのですが、返済するときにやはりアイフルの金利の高さはマイナスポイントだと感じました。借りた時の金額よりもちょっと多くお金を返さなくてはいけないのが残念でした。無金利とは言いませんが金利のパーセンテージを少し下げてくれると非常にありがたいです。

融資時間2日 | 融資額50万円 | 貸付利率18%

出典:MONEY TIMES編集部がクラウドワークスで調査

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プロミス、レイクを含めた4社で比較

プロミス、レイクをアコムとアイフルを含めた4社で比較すると、プロミスは金利が低く、レイクは無利息期間が長いのが特徴だ。

4社を項目ごとに比較して以下の表にまとめた。

プロミス、レイク、アコム、アイフルのスペック比較
消費者金融名 プロミス レイク アコム アイフル
金利 年4.5%~17.8% 年4.5%~18.0% 年3.0%~18.0% ・ファーストプレミアムローン:年3.0%~9.5%
・キャッシングローン:年3.0%~18.0%
・SuLaLi:年18.0%
電話による
在籍確認
原則なし 原則なし 原則なし 原則なし
審査通過率 37.925% 最新データ非公開 42.15% 35.9%
新規申込数 93万9,337件 最新データ非公開 153万2,078件 94万4,597件
無利息期間 初回30日間 選べる2パターン
(最大60日間、最大180日間)
初回最大30日間 初回最大30日間
契約
受付時間
・無人契約機9:00~21:00
・電話9:00~21:00
・ウェブ21:00まで ※1
・無人契約機&電話9:00~21:00 ※2
・自動契約機9:00~21:00 ※3
・電話9:00~18:00
・無人契約機9:00~21:00
・電話9:00~18:00
審査時間 最短3分 最短25分 最短20分 最短18分
ATM 485件 自社ATMの
全体数不明
582件 ※4 722件
アプリ 申し込みも借り入れ・
返済も可
申し込みも借り入れ・
返済も可
申し込みも借り入れ・
返済も可
申し込みも借り入れ・
返済も可
借入限度額 最高500万円 最高500万円 最高800万円 最高800万円
最低返済額 レンジごとに
一定割合
レンジごとに
固定額
レンジごとに
一定割合
レンジごとに
固定額
レディース
ローン
あり なし なし あり
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
プロミスアコムアイフル、ウェブサイトを参照して筆者作成
※1 日曜日は18:00まで
※2 日曜日は19時まで
※3 年中無休(年末年始は除く)
※4 2024年9月13日現在

プロミスとレイクは融資限度額が500万円までであり、アコムやアイフルの800万円に比べると低めだ。

その代わり、プロミスは上限金利が17.8%と若干低い。レイクは初回利用時に使える無利息期間が、最大で60日間または180日間と長い。

これらの特徴から4社を比較すると、それぞれ次のようにおすすめの人が分かれる。

・アコム…審査が不安な人や、500万円超を借りたい人におすすめ
・アイフル…年収300万円以上の人におすすめ
・プロミス…18歳や19歳、安く借りたい人、即日融資を受けたい人向け
・レイク…少額を借り入れたい人におすすめ

アコムやアイフルの審査に落ちてしまった人や、金利が安いほうがいい人、無利息期間が長いほうがいい人はプロミスやレイクも検討してみよう。

よくあるQ&A

アコムもアイフルも審査に落ちてしまったらどうすればいいですか?
すぐにカードローンを利用したいのなら、中小消費者金融への申し込みを検討しよう。中小消費者金融は一般的に、大手消費者金融よりも審査の融通が利くと言われている。

大手消費者金融は、スコアリングシステムと呼ばれる審査方法を重視する傾向にある。スコアリングシステムとは、年齢や年収などといった情報によって信用度を点数化し、融資の可否を決定する方法だ。

一方、中小消費者金融は一人ひとりの事情をヒアリングし、審査の可否を決定する傾向にある。大手に比べると高金利であったり、サービス内容が充実していなかったりすることもあるが、試す価値はあるだろう。
アコムとアイフルは同じ系列の会社ですか?
アコムとアイフルは異なる会社であり、つながりはない。

アコムの親会社は、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループだ。

アイフルは親会社がなく、独立した株式会社である。
在籍確認がないところを知りたい
アコムとアイフルはどちらも、電話による在籍確認は原則として実施していない。プロミスやレイクも同様だ。

あくまで原則として実施しないだけであり、審査の状況によっては勤務先への在籍確認が必要になる。ただし、アコム、アイフル、プロミスは、申込者の承諾を得てから電話による在籍確認を実施する。

レイクだけは書類を提出する前に、フリーダイヤルまで相談する必要がある。あらかじめ相談しておかなければ、いきなり職場に電話がかかってくる可能性もあるため注意が必要だ。
アコムとアイフルの審査通過率を比較したい
審査通過率は、アコムが42.15%、アイフルが35.9%だ。

どちらも2023年4月~2024年3月における平均値(参照:アコム、アイフル)である。この期間中の審査通過率は、アコムのほうが高い。
すでにアコムで借りている場合に、アイフルで嘘の申告をしたらバレますか?
嘘の申告は必ずバレる。例えば、氏名や住所といった属性情報は必ず本人確認書類を照らし合わせるため、嘘をつくことは不可能だ。

また、他社での借り入れも偽ることはできない。消費者金融は申し込みがあったときに、必ず信用情報を照会するためだ。信用情報には、一定期間、現在の借入残高や過去の利用履歴などが記載される。

信用できない人物だと判断され、審査に響く恐れがあるため、虚偽申告は避けよう。

たけなわアヤコ
ライター歴8年、編集歴3年。金融系の領域からライター業に関わり始め、その後はさまざまなジャンルで活動。ライター兼編集や、編集専業として業界に携わっていた経験もあり、読者の深層ニーズを満たす記事執筆に定評あり。現在は金融ライターとして活動し、クレジットカードのほか、各種ローンや保険、投資をはじめとしたライフプランニング設計に関する記事を幅広く手掛けている。

■保有資格
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

ライター歴8年、編集歴3年。金融系の領域からライター業に関わり始め、その後はさまざまなジャンルで活動。ライター兼編集や、編集専業として業界に携わっていた経験もあり、読者の深層ニーズを満たす記事執筆に定評あり。現在は金融ライターとして活動し、クレジットカードのほか、各種ローンや保険、投資をはじめとしたライフプランニング設計に関する記事を幅広く手掛けている。

■保有資格
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者